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美味くて、安いおかず

本日は、私が子どもの頃から大好きな『美味くて、安いおかず』の話です。

平日の夜は自炊が基本

今日は雨でした。平日は、仕事帰りにスーパーに寄って、割安になっている食材を買い、夕食を手早く作って済ませます。最近の主食はかなりの確率で、麺つゆベースの出汁で作るうどんです。うどんの具材に使う、刻みネギ、天かす、とろろ昆布、温泉玉子、ツナ缶、七味を常備しています。おかずに添えるもう一品、二品は、だいたい冷凍食品かスーパーの惣菜です。奮発して刺身にすることもありますが、惣菜コーナーで目にしたサラダ、揚げ物のパックが多くなります。軽めに冷奴やヨーグルトやバナナにする時もあります。部屋でお酒を飲むのは控える努力をしており、晩酌は週に一回やるかやらないか、飲んでも350mlの缶ビール1本というペースを守っています。

優等生、コロッケ

私が子どもの頃から慣れ親しみ、今も好んで食べ続けるおかずに、コロッケがあります。神戸に下宿していた学生時代は、近所の商店街にあった肉屋のコロッケを買ってよく食べていました。高級食材が贅沢に使われた上品なコロッケもいいですが、スーパーや惣菜屋さんで買えるポテトコロッケで十分満足です。

私は、美味くて、安い食事を志向しています。食事に時間とお金をかけたい、という強い願望はありません。食事は美味いにこしたことはありませんが、1食何万円もするような食事をすることに、あまり価値を感じません。時間をかけてゆっくり味わってというのは時間が勿体ない、という考え方で、早食いの習慣が染み付いており、独りで食べる食事の場合、無言で一気にかき込むので、せいぜい5~10分で終わります。会食には向かない性格です。

そんな私の嗜好に、コロッケはぴったりです。牛肉コロッケやカニクリームコロッケだと、ちょっと値は張りますが、シンプルなポテトコロッケならば1パック5個入りが150円くらいで買えます。夕方のタイムセールにあたれば、更に10~30%引きで手に入ります。今や、コンビニでサンドイッチを買ったら、1個が300~400円、おにぎりも1個200円近くする時代になっているので、空腹で金欠の時は、スーパーで5個入りのコロッケを買って済ませる方が、遥かに腹持ちがよく、財布に優しい気がします。知らない街へのひとり旅でも、コロッケ一人食いをやる時があります。おかずにコロッケが最強説の信者です。

家で無理して作る必要はない

コロッケは、スーパーで売っているものを買ってきて食べるのがいいです。家で無理して妻に作ってもらおうとは思っていませんし、おそらく一度も手作りのコロッケが食卓に並んだことはない筈です。

思うに、コロッケは揚げ方で決まります。確かに美味いコロッケは美味く、同じ具材で作ったとしても、使う油と揚げる時間、使ったパン粉によって、味に大きな差が出ます。ただ、それほど美味くないコロッケでも不味いと感じることは少なく、許容範囲なのが魅力です。似たような惣菜であるメンチカツも私の好物ですが、メンチカツの場合はより素材の肉の良し悪しが如実に反映します。コロッケの場合はそこまで素材の違いによる差はでないように思います。だからこそ、素材勝負ではなく、技術と工夫が決め手のコロッケの方が好きなのかもしれません。

この1年でどの食材も大きく値上がりしましたが、美味くて、安い(その逆ではない)コロッケを、今後も食べ続けていきたいものです。

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