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金曜日の随筆:社会主義と共産主義の違い

また運命を動かしていく金曜日がやってきました。2021年のWK4、睦月の肆です。今回は『社会主義と共産主義の違い』という割と大きなテーマについて、これから学ぶことを綴っていこうと思います。

今週の格言・名言《2021/1/18-24》

Friendship can help you uncover your life purpose.
友情は、人生の目的を引き出してくれる
Talent is faith in oneself, one's own powers.
- Maxim Corky, writer/Russia
才能とは、自分自身を、自分の力を信じることである
ーマクシム・ゴーリキー 作家/ロシア

序章 ~学び直し

私は、『社会主義』と『共産主義』の違いをふわっとしか理解しておらず、自分のことばで差異を説明できません。深く学びを入れる前の現時点では、本質的に同じだろうとすら思っています。漠然と『資本主義』や『自由主義』と対立する概念なんじゃないか、と感じていたりします。

中途半端にことばだけを知っていると、我流の先入観や偏見が働いて、何となく「分かったつもり」で済ませてしまいがちです。ある意味、全く知らないよりもタチが悪いことになります。

ソビエト社会主義共和国連邦(旧ソ連)、中華人民共和国(中国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)など『共産主義』に分類されている国家に対して私が抱いているイメージが、正当な深い理解の邪魔をします。

ネットで検索すると、私が探究したい「社会主義と共産主義の違い」を解説する記事や動画が幾つもヒットします。それらをつまめば、手っ取り早く知識は得られそうな気もします。

ただ、私が目指しているのは「深い学び」です。それらの題材も参考にしながら、疑問点は曖昧にせず、ある程度の時間を費やして学んでいきたいと思います。

自由主義一辺倒というイメージだったアメリカにも、数年前から『社会主義』の動きが台頭し、大きくなってきています。私は経験的に、日本は5~10年遅れてアメリカの動きをフォローする、という肌感覚を持っています。次の時代にやってきそうな”風”に備えて、今のうちにきちんと学んでおくのも悪くないと思います。

『イデオロギー』とは?

『社会主義』『共産主義』から私が連想することばに『イデオロギー』があります。本題の問いに入る前に、『イデオロギー』をさらっておきます。

イデオロギー ideology
● 物事に関して歴史的・政治的な自分の立場によって構築された考え方のこと。日本語では簡単に「考え」と訳すケースもある。
● 考えをまとめた集合体としての意味を持つ。主に政治や経済、歴史などの分野で使用されるが、宗教や哲学、芸術などの分野でも用いられている。どちらかというと偏った思想というイメージが強く、否定的な意味で用いられることが多い。
● 民主主義や資本主義もイデオロギーの一種である。社会主義、共産主義、独裁主義もイデオロギーである。イデオロギーは、語尾に「主義」が付くケースが多い。
ー 新語時事用語事典から抜粋

”社会を支配する集団によって提示(強制)される観念”という捉え方でいいのでしょうか? 『社会主義』も『共産主義』もイデオロギーだという理解をしておいて大きな問題はなさそうです。

つまり、『社会主義』も『共産主義』も一つの『考え』や『立場』であり、好き嫌いは容認されるけど、善悪で語られるものではない。自分がそれを受容するにせよ、拒否するにせよ、そのイデオロギーの拠って立つ『考え』や『立場』を深く理解しようとする努力を惜しむことは、社会の多様性や寛容性を損なうことに一役買うことになってしまいそうです。

青臭い態度ですが、本日の論考はここまでとします。


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