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ファッションに興味がない、を考える

本日のnoteは、50年以上生きてきたものの、これまでほぼほぼ興味が持てず、時間を割いてこなかった苦手分野のファッションについて、考えてみようと思います。

ファッション不感症

10代の頃からファッションに苦手意識を持ちながらこの年齢まできました。自分が着るものを多少意識していたのは、働き始めてから結婚するくらいまでで、以降は毎年着実にファッションにかける時間・お金・意欲が減り続けています。

毎年の流行をチェックすることはないし、情報媒体に積極的に触れることもありません。ぼんやり観ているテレビ番組や街ですれ違う人達の装いを見て、「今はこんな感じなんだなあ」とぼんやり思う程度です。

洋服は年に数回買います。会社員だった頃は、数年おきに、着古してくたびれたスーツを捨て、新しいスーツを【エフワン】のイージーオーダーで誂えていました。シャツは【鎌倉シャツ】でボタンダウン+胸ポケット付きを買い、冬のコートと換えズボンは【洋服の青山】の季節セール品でした。

アンダーウエア・靴下・カジュアルウェアのような消耗品は、【ユニクロ】や【g.u.】で購入です。基本、着古したものを捨て、新しいものを充当するスクラップ&ビルドです。出張先でワンセット買い、着ていったものを捨てて帰ることもよくありました。

清潔感を重視する、素材が良く着心地の良いものを選ぶ、ゆとりのあるサイズを選ぶ、など拘りと嗜好はあります。ただ、自分が得意でなく、興味もない分野に、日々の生活の中で時間とお金を掛けたい気持ちにならないということです。その理由を探ってみたいと思います。

理由①:何を着ても似合わないという絶望

ファッションに興味を持てない理由①は、「何を着ても似合わない」です。私は、顔が大きく、身体は肉厚で、お尻が大きく、下半身(特に太腿)デブ体型です。デブと言われた経験は殆どありませんが、「デカいなあ」とはよく言われます。なので、若い頃から細身仕様のお洒落なシルエットの洋服は不向きでした。

今スタンダードになっている細身のスーツは、着ている時に圧迫感があるので嫌いです。バブル時代に流行った、肩パッド入りのダボっとしたスタイルの方がまだマシです。スーツをイージーオーダーで買うようになったのは、吊るしのスーツが細身系デザインばかりで身体に合わなくなったからです。時代遅れと言われてもタッグ入りの太めのパンツを愛用しています。

鏡を見るたびに、「似合わないなあ…」と思います。

理由②:服の手入れが面倒臭い

ファッションに興味を持てない理由②は、「服の手入れが面倒臭い」です。

高価でお洒落な洋服は、着ている時にも細心の注意が必要ですし、普段から念入りに手入れが必要です。

私はあたり構わずに座るし、ズボンや上着のシワに無頓着だし、汗っかきだい、食べ物や飲み物が飛んでシミになってもあまり気になりません。身だしなみに対してガサツなのです。

独身時代は、服の手入れ方法を知らないので、引き出しの白のシャツが汗じみで黄ばんだり、タンスに吊るしていたジャケットやセーターに虫喰い穴が開いたり、としょっちゅう失敗していました。

理由③:コーディネートセンスがない

ファッションに興味を持てない理由③は、「コーディネートセンスがない」です。

ファッションは、持っている洋服の組み合わせが醍醐味だと言います。私は色彩感覚、トータルコーディネートのセンスがありません。自分に似合う色、スタイルを日頃から研究している人からみれば壊滅的な駄目さです。色彩感覚が鈍く、とにかくダサいのです。

お洒落についての向上心や意欲が欠けているので全然進歩しません。周囲の人間を不快にしない程度の最低限の身だしなみが保たれていたらOK。身だしなみを整えることでイメージアップを図ったり、エレガントな雰囲気を演出したりという積極的な攻めをしたいと思いません。「着る服で加点を狙うよりも減点を防ぐ」が、基本方針です。

基本から本気で学べば、多少はマシになるかもしれません。書いている内に反省の気持ちが強くなってきました。少し改善努力をしてみます。

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