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八月の色

暑い一日でした。本日は、『八月の色』という、一風変わった思いつきの記事です。

各月に色を充てるとすれば

産まれてから、56度目の夏を迎えていることになります。私よりも年月を重ねている方々に比べればまだまだ若造の分際とはいえ、半世紀以上もこの世にお世話になっていると、色々と衝撃的な出来事も経験するものです。昭和・平成・令和と、三つの時代に触れてきていることになりますので、蓄積した記憶は結構な量になっています。

一年、12ヵ月もそれぞれに異なるイメージが刷り込まれています。冬ならば、白・灰色・黒などのモノトーン系、春であれば、ピンクや橙色などの暖色系の色が思い浮かびます。各月に特有の色を割り当てる遊びをやることがあります。

5月は新緑を想起させる緑、6月は紫陽花の印象がら紫を連想します。7月は海の季節が到来ということでスカイブルー、9月は十五夜のお月見から黄がいいように思います。

ただ、8月にはぴったりとくるものがなかなか思い浮かびません。何かはっきりとした鮮明なカラーが合うような気はするものの、濃い赤や青はちょっと該当しないような気がしています。

何故か物悲しい気分に浸る月

派手な月、地味な月があるとすれば、8月は派手な月に該当する、と思っています。華やぐイベントも多いし、全体的に浮かれたような雰囲気もあります。ただ、ここ数年の顕著なのですが、私の場合は、どうも8月は気持ちが落ちる傾向があります。月の前半はまだいいのですが、中盤のお盆休みを過ぎて、後半にさしかかってくると、センチメンタルな気分に襲われるようになります。夏の終わり=人生の絶頂期の終わり、みたいな気分に襲われるようです。まだまだ残暑は厳しく、夏真っ盛りの筈なのですが、気分は冴えない…… という日が増えます。

以前にも同じような記事を書いていますが、小・中・高・大の学生時代は、8月=夏休みであり、自由を満喫できる一年で一番待ち遠しい月だったような気がします。朝のラジオ体操、花火大会、夏祭り、キャンプ、プール遊びなど、行事が一杯あったし、中学生以降は、毎年部活動の合宿もありました。それら楽しかった少年・青年時代の記憶も、今ではかなり薄れてしまっています。

八月の色って……

さて、8月に相応しい色はなんでしょう…… 無理矢理あてはめるなら、淡い青、薄緑、クリーム色あたり…… ひまわりの黄色、朝顔の薄紫でもいいかもしれません。どうも発想が貧困でいけません。


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