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リズムとテンポが良い時は

体調不良はようやく収まったものの、大事を取って昼ご飯は会社の食堂でうどんで様子を見ています。昨日はかけうどんで、今日は揚げ玉うどん。関西に産まれ、関西で育ち、母親の実家のうどん屋の一番出汁のうどんを食べて育った私にとって、関東風の醤油スープには未だに納得いきませんが、身体が資本ですので贅沢は言えません。

さて、今日のテーマは『リズムとテンポ』です。

チャンス到来を感じたら‥

理由は良くわからないものの、リズム良く時間が流れ、テンポ良く物事が進んでいく時があります。そんな時は『チャンスだ!』と思って、少し無理をしてでも、ひとまず完成形まで持っていってしまった方が良いと思います。

チャンスが到来したと思えた時に、自分の勘を信じて、アクセルを踏みきれるかどうかが大切です。良い波に乗れているな、心地いいなあと感じたら、迷わず流れに身を任せて、中途半端なブレーキを踏まない方が、結局のところうまくいくことが多い気がします。

勢い>実力‥ の時もある

リズムやテンポが心地良く刻まれている時は、精神的に乗って行けるので、少々のミスならば勢いだけでカバー出来てしまったり、本当は洒落にならない大変なことなのに、そう感じずに乗り越えられてしまったりします。そういうゾーン状態の時は、持っている実力以上のものが出せてしまう可能性があります。

勝負事の世界では、よい流れの時に自制して、自分から勢いを止めてしまうと、形勢が逆転して流れを二度と取り戻せない、ということがあります。あのまま、右も左も見ずに突っ走っていれば、未来が開けたのに逡巡したために、残念な結果になってしまうことが往々にして起こるものです。

長距離レースの世界でも

私の好きな長距離レースでも、実力伯仲で互角に競り合っていた選手同士が、どちらかの一瞬のスパートに反応出来ずに離れてしまった結果、ゴールでは大差がついてしまうことがよくあります。今年の箱根駅伝でも、似たようなシーンを何度も観ました。

競り合っている時のテンポ良いリズミカルな走りが、引き離された瞬間、別人のように鈍り、重い走りに豹変してしまうのをよく目にします。それまでは、堂々と胸を張り、しっかりと前を見据えて刻んでいたステップが消え、視線も車道に向けて伏せ目がちになり、自信なさげな表情に変わります。勝負の世界は残酷です。どうしても気持ちが影響するのですね。

本当に強いランナーは、自分が絶好調でなくても、レースの流れを捉えて、最低限の走りをします。私が好きな川内優輝選手は調子が悪い時でも後半まとめる能力が素晴らしいです。普段から、ここぞという時に勝負をかけられる度胸と勇気を養うことが、自分が実力的に劣っている強い集団の中でも、しぶとく勝ち抜いていける秘訣だと思います。

勝負勘を養うには

自分の流れだと思えるリズムとテンポを感じとるには、日頃からの準備と地道な訓練が必要です。また、チャンスだ!と状況を捉えたら、一気にゴールまで走り切るための勇気も養う必要があります。実力+αを味方につけて、人生にレバレッジを効かせていきましょう。

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