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『俺たちの定年後』を読む

本日紹介する本は、成毛眞『俺たちの定年後』です。

最近、"定年後"というキーワードに反応して、色々な人が書いた本を買っては、読み漁っています。50歳を迎え、会社を退職する日がうっすらと現実化してきたので、人生の先輩方の貴重な経験と提言を予習し、事前準備を進めていくことが重要だと考えています。

時代錯誤と笑われることは百も承知ですが、会社員生活を卒業する"定年後"には憧れがあり、その為の準備についてはかなり早い段階から構想を温めてきました。

歳を取ってから経済的困窮の生活を送ることだけは絶対に避けたかったので、経済的余裕がある生活を送り続ける為の布石 〜成功も失敗も含めて〜 を自分なりに着々と打ってきました。

私は、定年後を自分の裁量でポジティブに活動できる時期と考えており、本当に今からその瞬間が待ち遠しいです。晴れて会社勤めを終えて、時間的な拘束がなくなったら、あれもやりたい、これもやりたい、というリストが、壮大なものから、瑣末なものまで、山のように積み上がってきており、今からワクワクしています。リタイア後は、これらのリストを一つ一つ、丁寧にこなしていきたいと思っています。

日本の先行きには悲観的なニュースも多いです。少子化が進行し続け、経済的凋落が顕著な日本の未来はかなり暗いだろうと思っています。日本社会全般に活気がなくなっていく可能性が高いのであれば、その前提を基に、自分が納得して愉しめる人生戦略を組み立てねばなりません。

著者の成毛さんは、私が実現したい定年後の生活を早々に実現している先生のような存在です。多才な人で、氏の出される著書はかなりの数がベストセラーになっており、ファンも多いようです。本書の読者のターゲットは、私よりも10歳程度上の世代にセットされているように感じますが、定年後の生活を充実させる為のヒントと情報が惜しげなく紹介されていて、かなりタメになりました。


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