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金曜日の随筆:ちょっと考えてみたこと

また運命を動かしていく金曜日が巡ってきました。2022年のWK6、如月の壱です。本日は、酒を飲むことにしたので、その影響で文章が乱れているかと思いますが、『ちょっと考えてみたこと』という日記です。

今週の格言・名言《2022/1/31-2/6》

The little things we do cause ripples that effect the whole world.
「小さな行動」が、世界に波紋を起こす
The people who walk their own path are all heroes.
- Hermann Hesse writer/Germany
自分の道を歩む人は、誰でも英雄だ。
ヘルマン・ヘッセ 作家/ドイツ

単なる思い付きですが…

今年は、太平洋戦争の分水嶺になった、1942年6月4‐5日のミッドウェー海戦から80年になります。ミッドウェー海戦は、大日本帝国海軍が誇るトラの子の空母四隻(赤城・加賀・飛龍・蒼龍)を一気に沈められた悪夢のような戦いです。

愛する息子にも1ヵ月以上会えない寂しさを癒すために、小学生時代に夢中で作ったプラモデル、ウォーターラインシリーズ 1/700で、あの時の南雲機動部隊を再現してみようと思い立ちました。

ネットで調べると、

赤城(3,080円)/加賀(1,780円)…ハセガワ 第一航空艦隊
蒼龍(1941 3,300円)/飛龍(1942 3,080円)…青島文化教材社 第二航空戦隊

で買えることがわかったので、この思い付きの活動を前へ進めることに決めました。

名将・山口多聞少将

というのは、私はミッドウェー海戦で二航戦旗艦、空母・飛龍と運命を共にした山口多聞少将(1892/8/17-1942/6/5)を敬慕しているからです。

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二航戦の司令官、山口少将(死後に中将)は、航空戦については海軍内屈指の専門家で、偉才の誉れ高かった名将です。歴史にたらればは禁物ですが、もしも運命のミッドウェー海戦で機動部隊を指揮する司令官が、水雷戦の専門家だった南雲忠一中将(1887/3/25-1944/7/6)ではなく、小沢治三郎中将(1886/10/2-1966/11/9)か、山口少将であれば、日本海軍の圧勝であったと思えるからです。

この海戦は、山口提督が再三行った的確な作戦具申が、機動部隊司令部によって無視され続けたことが敗因の一つと言ってもいいのです。後手を踏んで米軍機の集中攻撃を浴び、たった数時間の戦いで、三隻の空母を沈められた後、業を煮やした山口提督は先任将校を飛び越して、「我レ今ヨリ航空戦ノ指揮ヲ執ル」という決意の電文を送ります。薫陶を受けた、飛龍雷撃隊が、圧倒的な技能で米空母ヨークタウンを沈没させます。この飛龍の奮戦がなければ、余りにも惨めな、救いようのない敗戦に終わっていました。

阿部寛が演じた山口多聞に魅せられて

私は2011年公開の映画「連合艦隊司令長官 山本五十六 ー太平洋戦争70年目の真実」が大好きです。海軍省三羽烏、山本五十六を演じた役所広司、米内光政を演じた柄本明、井上成美を演じた柳葉敏郎も素晴らしいのですが、山口多聞を演じた阿部寛に惹かれます。

実際の山口少将は、阿部寛氏のようなイケメンではなかったことがわかっているのですが、阿部さんの颯爽とした演技は最高で、空母飛龍艦長、加来大佐とともに艦と運命を共にするシーンに感動しました。

という訳で、命日の6月5日までに、プラモデルで二航戦を再現します!

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