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ビル・ゲイツの影響力から

本日午後、松本にも雪が降り、一面雪景色へと様変わりしました。仕事を終えてから安全運転で部屋へと戻り、晩酌にビールを飲んでまったりとしながら、この記事を書いています。

これまで感染者数が低位で抑えられてきた長野県でも、感染力の強いオミクロン株の流行で、感染者数の最多記録を連日更新しています。家族と離れて暮らしている身ゆえ、従来通り感染予防の警戒を緩めず、用心に努めます。

ビル・ゲイツが語った見通し

ビル・ゲイツ(William Henry "Bill" Gates III 1955/10/28-)氏が新型コロナについての見解を述べたという記事を読みました。彼の築いているネットワークから得られる知見や情報は、日本政府やマスコミの持っているものよりも遥かに高度で信憑性が高いだろう、と私は思っています。ゲイツ氏が、新型コロナウイルスについてどういう見通しを持っているのか、関心がありました。自分の描いている未来見通しを、そのまま事実に変えることすらできそうな力を持つ人物だからです。

この記事によれば、ゲイツ氏は「現在全世界を強打しているオミクロン変異株が過ぎ去れば、新型コロナは季節性インフルエンザのようになるだろう」という、比較的楽観的な 〜おそらく現実的で妥当な〜 見通しを話しているようです。

このYahoo!記事は、ゲイツ氏が、英国エディンバラ大学のデヴィ・スリダール教授と交わしたツイッターの質疑応答の内容を報じたCNBCとFOXニュースの内容が元ネタになっています。一次ソース情報ではないので、細部が端折られていたり、ニュアンスが違っていたりするのかもしれませんが、そのまま信じるなら、ちょっと先行きに希望を感じさせる見解です。

ビル・ゲイツ氏の謎

ゲイツ氏の著書『地球の未来のため僕が決断したこと』(早川書房2021)の章をランダムに読み返しています。かなり刺激的な内容を含む本であり、彼の提言には、かなりの信憑性と説得力があるように感じさせます。読書感想文のnote記事は、もう少し時間が経って、自分の考えをまとめてから取り組もうと考えています。

ゲイツ氏の関係している活動は、もはや「マイクロソフト創業者」という狭い範疇では語れないくらいに巨大で広範囲なものとなっています。現在の活動の拠点であるビル&メリンダ・ゲイツ財団が取り組んでいるプロジェクトは、地球規模の壮大なスケールのものも多く、世界最高クラスの叡智が彼らの活動に力を貸しています。

ゲイツ氏には毀誉褒貶が相半ばします。「活動が偽善的」という悪意に満ちた噂も耳にします。その中には、新型コロナウイルスは、ゲイツ氏を含む一部の特権階級集団によって巧妙に仕組まれた自作自演ではないのか?という謀略論まであります。というのは、この二年以上続く新型コロナへの対応で需要が高まったワクチン開発や治療薬開発で、財団が長年後押ししてきた製薬業界は、世界的な名声と巨額の富を手にしたことが間違いないからです。

ゲイツ氏は、2015年位からパンデミックの出現を予言する発言をしていて、意地の悪い見方をすれば、これは元々長期スパンの巨大プロジェクトでありお、長年啓蒙活動を続けて下地を整えた上での自作自演であり、ストーリー通り『先行投資の回収』局面に入った、という風にも見えてしまいます。

彼が、真剣に世界平和と人類の健康と安全、貧困の撲滅に取り組む善意の大富豪なのか、はたまた世界を自らの信じる正義に従って誘導しようとする強欲の偽善者なのか、今の所、私には判断が尽きません。

少しの安心

私は、新型コロナウイルスに対して、信頼できそうな情報を探してまわった結果、流行の当初から楽観的なスタンスを取ってきています。飲食店の営業自粛については、感染抑止に効果がないとは言わないものの、それによって得られるメリットと経済損失というデメリットが全然バランスしていない、という意見で、かなり批判的です。

約二年間繰り返されている、ハンマー&ダンスの日々にようやく終止符が打たれる見通しが見えてきたことに安心しています。ゲイツ氏が、オミクロン株の脅威がそれほどではないと発言したことが、対処のあり方に影響を及ぼし、社会変容を促してくれることを密かに期待しています。

日常生活を送っていれば、新型コロナウイルスに感染する機会は至る所に潜んでいます。感染力が強いというオミクロン株に出くわさないようにするのは不可能だし、感染しないという保証はどこにもありません。弱毒化傾向にあるとはいえ、自分が新型コロナウイルスに罹患して苦しむのは嫌です。自分が無自覚なスプレッダーになって、周囲に迷惑をかけるのも避けたいところです。

だからといって、外出や行動を自粛しておとなしくしているという選択はナンセンスです。感染防止の最善の対策をしながら行動した結果、コロナに罹患してしまったのなら、それはそれで仕方ないのではないか…… 私の今の感覚は、日本国民のマジョリティだと思っています。

私の新型コロナウイルスとの向き合い方

私は、新型コロナウイルスが本格化して以降、一度も体調を崩していないので、これまでにPCR検査や抗体検査を受けたことがありません。昨年二回受けたワクチン接種時の副作用も、考えていたよりは軽く済んでいます。実は感染の自覚がないまま既往になっていて、既に体内に免疫を持っている可能性も否定できません。

PCR検査で陽性や濃厚接触者になると、無症状・軽症でも強制的に隔離生活を送らさせること、結果として周囲に迷惑をかけてしまうのが厄介です。オミクロン株は、感染力は強力なるも、弱毒性が確認されています。100%の確証はいつまでたっても得られません。冷静に考えたオミクロン株の脅威の水準は、「インフルエンザ・ウイルス並み」という見方もあります。

ならば、濃厚接触者の定義や条件の緩和、無症状・軽症患者の隔離期間短縮(PCR検査で陰性に変わった時点でOKにする、など)を考えた方が合理的なのに、依然として過剰な警戒・自粛の方を歓迎する空気の方が支配的です。新型コロナウイルスの現実的な脅威レベルに比して、印象操作が依然として過剰だと感じます。ウイルスの正体がわからず、ワクチンも治療薬もない無防備状態だった2020年上半期と、今とでは状況が全然違います。今の感染者数の急増は、いよいよ「集団感染=流行の終息に近づいている」というポジティブな見立てをします。

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