後二戦…… 極私的総括2022W杯
松本は寒いです。今の所まだ雪は降っておりませんが、またこの季節が巡って来たか…… と朝起きてシャワーを浴びながら、寒さを噛み締めました。さて、(自分の)予想以上に盛り上がり、毎晩Abema TVでついつい観てしまったサッカーW杯2022カタール大会も、いよいよ本日(12/17)24:00 Kick- Offの3位決定戦(クロアチアvsモロッコ)と、明日(12/18)24:00 Kick-Offの決勝(アルゼンチンvsフランス)を残すのみとなりましたので、少し早めに総括にかかります。
メッシ vs エムバぺ 異次元新旧SS対決が楽しみ
戦前では不安&不満を、酷いことばで代表OB(闘莉王とか)から罵られ続けた日本代表が、W杯優勝経験のある強豪のドイツ代表とスペイン代表を2‐1、で相次いで撃破し、大いに盛り上がった大会になりました。日本代表監督を務める森保一氏が、選手の持ち味を最大限に引き出すように振るった采配は素晴らしかったと思います。森保氏は、自分と同い年です。日本代表では、背番号17をつけて、中盤の底の守備的MF(当時、ボランチとかアンカーとかいう名称は、日本に定着していなかった……)としてボールを狩り続けました。ドーハの悲劇を埼玉県の独身寮で生で観ていた世代としては、今回の躍進は感無量でした。
決勝戦を戦うアルゼンチンには、リオネル・メッシ(1987/6/24- 35歳)、フランスには、キリアン・エムバぺ(1998/12/20- 23歳)という、共にPSGに所属するスーパー・スター(SS)を擁します。アルゼンチンの至宝、メッシは5回目のワールドカップです。初戦のサウジアラビアに敗れ、第二戦も本調子には程遠いパフォーマンスなのかな…… と見ていたものの、やはりメッシはメッシでした。死闘となったオランダ戦で声を荒げる場面にはびっくりしましたが、明日深夜のラストダンスは生で観ます。
かたやフランス代表の超絶スピード・スター、エムバぺは、前回大会の衝撃を遥かに上回るパフォーマンスを今大会披露し続けています。チームとしてはGroup Dの第三戦に、飛車角落ちのチームで臨み、敗退が決まっていた本気のチュニジアに不可解な判定で敗れたものの、ここまで危なげなく勝ち進んできています。準々決勝では強豪のイングランドにも競り勝ち、2022バロンドールを獲得しているFWベンゼマを故障で欠いている印象を微塵も感じさせない充実ぶりです。
メッシ vs エムバぺ…… 見逃せない対決です。個人的には、メッシ率いるアルゼンチンに有終の美を飾って欲しいと願っています。
驚愕のモロッコ、魂のクロアチアの3決も楽しみ
モロッコは素晴らしいチームだと、大会に入ってから知りました。長身で反射神経に優れたGKボノは、安定感抜群で予選リーグで強豪ベルギーを下した試合は見事でした。ベスト16でスペイン、ベスト8でポルトガル、と堂々と粉砕し、本物の強さだと感じます。三位決定戦もベストメンバーを組んでくれると思うので、がっぷり四つの熱戦の期待が高まります。
前回準優勝、前回大会MVPの37歳のモドリッチに率いられたクロアチアは、モロッコほどの驚きはないものの、ベスト16で日本代表の南野、三苫、吉田と三本のPKを止め、ベスト8では、ブラジル代表の21歳、ロドリゴを止めたリバコビッチ、高さ、速さ、足技に加え、無尽蔵のスタミナを見せつけるCB、グバルディオルなど、驚きの選手がいますが、やはり、クロアチアはモドリッチのチームだと思います。凄すぎる選手です。
この両チームはGroup Fの初戦で対戦し、0-0のスコアレスドローに終わっていますから、今夜の再戦ではどういう展開の試合になるでしょうか…… という訳で2時間後を目指して休みます。
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