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美しいことばを使いたい

本日のnoteは、日々記事を書き続けることで、強く感じるようになった『美しいことばを使いたい』という思いの掘り下げです。

美しいことば

「自分が美しいと感じることばを使いたい」という気持ちが、以前よりも断然強くなりました。ことばが秘めているパワーには想像以上のものがあります。情報伝達時に、美しいことば、柔らかな語調、適切な非言語コミュニケーションをすることで、受け取る相手に良い印象を残すことができます。

ことばには自分の意識や認知を縛る力が宿ります。「美しいことばとは何か?」に正解はありません。自分が美しいと感じることばを沢山ストックしておいて、絶好のタイミングで組み合わせて使っていきたいものです。

美しいことばを使うには訓練が必要だ

頻繁に使うことばや語調には、普段の癖がでます。毎日毎日ドラマチックなことはそうは起こらないので、普段の生活で使うことばは自然と限られてきます。慣れたことばばかりを使っていると思考も硬直化します。ことばは、絶えず新陳代謝と磨き上げが必要だと思います。

「美しいことば」のストックは意識しないと溜まらないし、実践の場で積極的に使わなければしっくりと馴染んできません。自分の感性や経験には限界があるので、誰かの使った美しいことばにも敏感になり、心が動いたことばを書き留める努力も必要です。「ことばの仕入れを怠らない」は私の目標です。

私には、ことばを自由自在に操りたいという野望があります。「美しく見えるように……」というスケベ心ばかりが透けて、魂の宿っていない作為的な文章にならないように注意を払っています。自分の好きな美しいことばを随所に散らながら、納得のいく文章にするのはなかなか難しいものがあります。

ことばは精神状態のバロメータ

自分の精神状態が安定している時には、美しいことばにも気付き易いし、自分の語録手帳に取り入れることにも躊躇がありません。逆に精神状態が乱れている時や、不安が高まっている時や、余裕がない時は、使うことばが荒く、雑になりがちです。ことばは、現在の自分の精神状態を測るバロメーターになるように思います。

毎日noteを書くことは、ことばを使う訓練になると同時に、精神状態を確認したり、自制をかけたりするのにも役立っています。怒りにかられた時や、心がむしゃくしゃしている時は、乱暴なことば、雑なフレーズ、他責的なネガティブワードが次々と脳裏によぎります。

しかし、このことばが後に残る…… こんなことばを使ったら受け取った人はどう感じるだろう…… と思うと自然に抑制が入り、感情を爆発させて、美しくないことばを置き去りにしていくことを踏み止まることができます。

どんなことばが浮かぶかで、その時の自分の精神状態がわかり、対策も立て易くなります。文字に落とし込む前に一呼吸置いて、なぜそのような気持ちになっているのかの理由を探り、より美しいことばへの置き換えを図ることで、ダークサイドに落ちるのを踏み止まれることも少なくありません。

自分のことば、他人のことば、そして沈黙

自分のお眼鏡にかなった「美しいことば」をストックしていくことで表現が豊かに、心も豊かになっていくと信じています。生涯かけて養っていくべき大切な鍛錬であり、自分の使うことば、他人の使うことばに敏感であり続けねばなりません。

そして、沈黙も有効なことばの一つになり得ます。何もことばにしないことが、強いメッセージを発することがあります。ことばの力を過信してしまいがちな私は、沈黙による余白にも着目しておきたいものです。

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