別格の場所、甲子園球場
絶対絶命のピンチだったものの、何とかギリギリで課題をやり通し、ホッとして、熱闘甲子園を熱い気持ちになりながら観ています。やっぱり、夏の甲子園はいいなあと改めて噛み締めています。毎年忘れなければ手に入れてきた週刊朝日増刊の甲子園2022を買い込み、食い入るように読みました。その中の侍ジャパン監督・栗山英樹氏のインタビュー記事”還暦は過ぎても、甲子園は「特別な場所」”に共感しての記事です。
「不変であるべきもの」
夏の甲子園に関しては、色々議論があることは知っています。過酷な環境で行われる大会なので、選手の味わう肉体的負担は相当なものがあります。それでも、夏の甲子園は変わってはいけない大会だと思うのです。
この栗山氏の意見に100%同意します。春と夏の高校野球が行われる時の甲子園は本当に特別な空間で、大会開催期間中は野球の神が居座っているんだろうなあと本気で思ってしまいます。あの雰囲気は、聖地と呼ぶに相応しいものです。別の記事で江川卓氏が語っている内容に納得です。
不思議な感覚は、その場に足を運んで生で味わうのが一番だろうと思います。2008‐2009年は大阪支社に勤務していて、神戸市東灘区の社宅に住んでいたので、大会期間中何度か甲子園に観に行く度に感じました。別の日の阪神戦のナイターでは感じない球場のスタンドに居てもですら感じるのですから、実際にグラウンドでプレーする選手は、その何十倍も感激を覚えると思うのです。今、この歳になって、甲子園に出たという人が、心底羨ましく思います。
筋書きのないドラマが作られる場所
甲子園は筋書きのないドラマ… 何度このことばを耳にしたことでしょう。なんて大袈裟な…… と20~30代の頃は思っていましたが、最近になって、このことばは真実で、何と素晴らしいのだろうと思い直しました。毎年毎年素晴らしい試合が繰り広げられます。
実力以上のものが出る、という話もおそらく真実でしょう。その逆に、甲子園の神様の気紛れで、本来の実力を発揮できずに無念の涙を流す選手もいることでしょう。全てを受け止めて、甲子園の時間は流れていきます。
今年も好試合が展開されることを期待しています。
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