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「後回し病」という完治しない難病対策を考える

気乗りがしないから…… やるのが面倒なんだよなあ…… という理由でやらなければいけないことを後回しにし続けた結果、最終的に大きな代償を支払うことになってしまった経験はないでしょうか? 

私は、救い難いほどの面倒臭がり屋で、後回しする癖をなかなか払拭できません。これまで何度も失敗を犯しており、その度に反省と対策をするものの、劇的には改善おらず、完治する兆候は一向にみえません。今日は「後回し病」という根治の難しい難病への対策を考えてみます。

「後回し病」が発症する時

誰しも、日常生活を営む為や、将来の夢の実現の為にやらねばならないことを持っています。「やりたい事だけをやれる」という環境にある人でも、必ず自分がやらないといけないものがある筈です。

私のケースで言えば、後回し病が発症してしまうのは以下の場合です。

● 心底やりたい事に付随する苦手な作業、面倒な調整。
● やり方が感覚的にわからなくて、調べる必要があること。
● 付き合わなければいけない人達の中に苦手なタイプの人間がいる。
● それをやるのが好きではない。
● 誰かから強制されたもので、自分にメリットがない、あるいは少ない。
● 期限が先で今すぐやる必要はない。

こういう場合に、今は忙しい、モチベーションが上がらない、気分が乗らない、といった身勝手な理由を付けて、後回しにしてしまいがちです。

「後回し病」が潰す未来

後回しにした方が好結果を生むことも稀にはあるのでしょうが、「拙速は丁寧に勝る」ようになっていて、即断即決し、とりあえず着手することが好結果をもたらすことが多いです。面倒臭い作業や、細かい作業ほど、後回しにしないことが時間の節約にも繋がります。

どんな世界であれ、毎日の積み重ねを怠ると、いつまでたっても目標に近付かなかったり、同じ志を持つライバルと取り返しのつかない大きな差を生んでしまいます。

そうなると、自分の精神状態が乱れ、悪循環が悪循環を呼び、覚悟を決めて取り組んだ心底好きなことさえ放り出してしまうことになりがちです。頭ではわかり過ぎるくらいわかっているのに、そうやって放り出してしまったことが幾つかあります。

私の「後回し病」対策

(1)後回ししなかった時に徹底的に自分を褒める
当たり前ですが、「後回しはしない」と決める事が大切です。とはいえ、後回し常習犯の病は、自分で決断した程度では治りません。その時に後回しにしたことを後悔したり、自己嫌悪に陥る必要はないです。

後回しするのが前提なので、後回しせずに実行出来た時は、自分を徹底的に褒めて自信を保ちつようにします。小さなご褒美を出してもOKです。

面倒臭いもの、未知のものに取り組む場合は、最初から完全を目指さず、着手できたらOK。トライ&エラーで、工夫する、改善する、という習慣を身に付けたら、後回しする動機は大きく減ります。

「どうやったらいのかわからない」というのは後回ししてしまう強力な理由になるので、初動で不安を取り除くことが効果的です。

私のnoteは、どんなに出来損ないでも、練られていないテーマでも、段落構成がしょぼくても、まずは書き上げて、アップすることを優先しています。そして、アップ後に読み返して、細かく何度も手を加えています。これまでに書いたnoteで、アップしてから一度も修正していないものはない筈です。中身の完成度に拘っていたら、後回しの連続で挫折していたでしょう。

(2)後回しできない状況を他力で整える
次の手は、自分の自由意志をあてにせず、逃げられない環境を他力で整える、です。自分は信頼できないので、他人の力や仕組みに頼るのです。

会社員であれば、自然に他人からの監視がありますが、強制力のない自営業の場合は、仲間や顧客と提出期限を厳重に決めることが強制力になります。他人の目という拘束力は絶大です。

(3)そもそも後回しが発生しない環境を創り出す
究極の対策は、後回しに繋がるようなことを身の回りから一切排除する、でしょう。それをやることの目的や手順が完璧にわかっているのに後回しするのは、その作業や仕事が、自分にとって魅力がない可能性が高いので、それ自体を止めればいい、という話です。

後回しが多い人というのは、性格がルーズというよりも、仕事や義務を膨大に抱え込んでいることに真の原因があるように思います。後回し病の発症が顕著になったら、断捨離を実行すべきタイミングだと思います。

以上、中身の薄い処方箋でした。




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