お好み焼きの思い出
昨日は精力的に歩いて、全身に疲れが残っていました。今日は降雪予報も出ていたので、再び部屋でまったりと過ごしました。部屋にいる間はエアコンを使うので、今月は暖房にかかってしまった電気代が心配です。本日の夕飯は、コンビニでお好み焼きを買ってきて食べました。横浜の自宅に暮らしていた頃は殆ど食べなかったものの、松本で単身赴任生活をはじめてからは、再びお好み焼きをよく食べるようになりました。本日は、お好み焼きの思い出を語ります。
昔は食べられなかったお好み焼き
私は、小学生にあがるまでかなりの偏食で、野菜全般が苦手でした。その頃食べられる野菜は、イモ類、にんじん、どうもろこし、玉ねぎ、ピーマン、ごぼうなど限られていて、葉物系の緑色野菜全般が苦手でした。キャベツ、レタス、白菜、きゅうり、ネギ、ホウレンソウなどは見ただけで吐き気がするような状態で、ほぼ食べられませんでした。親はだいぶ心配していたようですが、小学校にあがって、給食がはじまると、いつのまにか問題なく食べられるようになりました。今ではほぼ食べ物の好き嫌いはありません。
お好み焼きには、キャベツ、もやし、ネギなどが入っていたので、幼稚園の頃には、上に乗っている豚肉だけをよそって食べていました。野菜への苦手意識が克服されると、徐々に食べられるようになり、中学生くらいには大好物になりました。慣れ親しんでいたのは、もっぱら大阪風のお好み焼きで、イカ、タコ、エビなどのシーフード系が好きでした。
徐々に食べる頻度が減っていた
実家で暮らしていた頃は、母親がよく作ってくれたので、中学、高校と最低月1回は食べていました。大学時代に下宿生活を始めた頃には、馴染みのお店が数軒できました。麺を一緒にするモダン焼きや、広島風というジャンルがあることもこの頃に覚えました。ビールとの相性も抜群にいいので、友人との食事会にもよく利用しました。
就職して東京に出てきてからは、お好み焼きを食べる頻度は減りました。関西にはよくある町の庶民的なお好み焼き屋は、東京ではもんじゃ焼きの店になっている印象があります。関西風のお好み焼きが食べたい時は、高級店やチェーン店くらいしかないので、関西出張の時や、実家に帰省した時に意識して食べていました。
私は、広島焼よりも関西風に慣れ親しんでいたので、シンプルな豚玉か、シーフード天などが好みです。もんじゃ焼きは、好きでも嫌いでもなく、特に強い思い入れはありません。社会人になってから大阪・十三のやまもとで食べたねぎ焼きはかなり好きです。
結婚してからは、お好み焼きを食べる回数はさらに減りました。東京育ちの妻は、焼きそばはよく作ってくれるものの、お好み焼きは滅多に作りませんので、私が食べたいと強く主張した時にだけ、外食する程度に減りました。アメリカから帰国して住んだ千葉県の浦安市では、近所に広島焼のお店があり、時々行きました。神戸に住んでいた時は、粉ものの本場、大阪で食べることが多かったです。そして、横浜に住むようになってからは、ほぼ食べる機会がなくなりました。
単身赴任者向きの食べ物
野菜が取れるお好み焼きは、単身赴任者向きの食事だと思っています。昼は会社の弁当があるので安心ですが、料理をしないので、夕食は野菜が不足がちです。スーパーのサラダばかりでは飽きます。お好み焼きは食べやすいし、価格も比較的安いので、週一回くらいのペースで食べています。ビールとの相性は相変わらずです。
ただ、コンビニやスーパーで買えるお好み焼きは、残念ながら「美味しい!」と唸る程のレベルには達していません。時々、クオリティの高いお好み焼きが恋しくなります。本当にうまいお好み焼きを、気の置けない仲間と、ビール片手に味わいたいものです。
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