見出し画像

プレスリー、ニクソン&レノン

本日は、偶然目にしたネット記事『エルヴィス・プレスリー、ニクソン大統領からジョン・レノン監視を依頼されていた!?』をネタにした、軽い自由作文です。

時事ネタより

パソコン作業中に偶然この記事が目に止まり、思わず読んでしまいました。記事は、『Bang Showbiz』というサイトの記事から引用・和訳したものかと推測します。

『Bang Showbiz』の元ネタ英文記事は発見できませんでした。しかしながら、記事に書かれていたポッドキャスト番組『Rockonteurs』のボブ・ハリス(Bob Harris, Robert Brinley Joseph Harris OBE 1946/4/11-)回の元ネタ番組は実在していました。

"Whispering Bob" で知られる音楽プレゼンター、ハリスが語った内容は、

● ニクソン元米大統領は、ベトナム戦争に批判的なレノンを酷く嫌っており、レノンの失脚、米国からの追放機会を虎視眈々と狙っていた。
● レノン自身も、自分が米国政府から要注意人物としてマークされ、監視されている状況を知っていた。
● ニクソンは、旧知で友人関係でもあったプレスリーにレノン情報の収集を依頼していた。
● レノンは、ファンだったプレスリーが米国南部出身のこちこちの右派であることに幻滅し、プレスリーは自分のスターの地位を奪った生意気な若造をよく思わず、蔑んでいた
ー 記事内容を抜き出してまとめ

というものです。なかなかショッキングな内容ですがありそうな話という風にも思えます。レノンとも知己のあったハリスの語った内容なので、取り上げられたのでしょう。信憑性は不明で、私の知識では判断できません。

この話に登場した三人の大物について、人によっては、彼らに人生を変えられるほど影響を受けた、という人もいるかもしれません。私は、さほど強くはないものの、それぞれに思い出のある人物です。その内容を軽く綴っておきたいと思います。

プレスリー

エルヴィス・プレスリー(Elvis Aron Presley 1935/1/8-1977/8/16)
”キング・オブ・ロックンロール” ミュージシャン、映画俳優

私が物心ついた頃には、プレスリーは既に「過去のイコン」であり、全盛期の凄まじい人気は、語り部や過去の映像や音楽を通して知る存在でした。

画像2

私のプレスリーの思い出は、彼が拠点としたメンフィス郊外の邸宅、グレイスランドです。これが文字通りの「マンション(豪邸)」というものかと、訪れた時に物凄い感銘を受けました。

画像1

ニクソン

リチャード・ニクソン(Richard Milhous Nixon 1913/1/9-1994/4/22)
第37代米国大統領、共和党

私にとってのニクソンは、大統領選挙でケネディに完敗、強面で高圧的、ウォーターゲート事件で失脚、とまるでいいイメージのない政治家です。

ただ、外交面では、泥沼化したベトナム戦争からの米軍撤退、ソ連との緊張緩和(デタント)、中華人民共和国への接近、固定相場制の離脱など外交面でアメリカ史の転換に関わる実績も残しており、功罪半ばするとされます。

画像3

思い出の一つに、オリヴァー・ストーン監督作品で、アンソニー・ホプキンスがニクソンを演じた、1996年の映画『ニクソン Nixon』があります。ホプキンスは怪演でした。

レノン

ジョン・レノン(John Winston Ono Lennon 1940/10/9- 1980/12/8)
英国リバプール出身のミュージシャン、平和運動家

議論はあれども、史上最高のロックバンドは、ビートルズでしょう。その中核メンバーであったレノンは、史上最も重要なロックアーティストだろうという考えを私は持っています。

画像4

オンタイムのレノンについての私の記憶や知識は皆無で、全て彼の死後に知ったことばかりです。彼が40歳で凶弾に倒れたことは、世界にとっての損失だったと今でも思っています。もしも今彼が生きていたら、世界にどのようなメッセージを発するのか、とても興味深いものがあります。



サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。