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「私、算数・数学 得意だから」

小学生の頃から算数得意で、

一番好きで得意な科目は『算数』でした。

授業も大好き!

テストも大好き!

算数って何でこんなに楽しいの?

って。(笑)

暗算が大好きで、

算数苦手な友達と一緒に宿題した時に、

簡単な計算の時でしたが

友達が、

「手だけだと足りないから」って

足の指まで使って計算していた姿を見た時は

別の意味でショックを覚えた程でした。

(使えるものは手でも足でも何でも使えばいいのです。

その友達は歴史についてはピカイチです!

私は歴史は全く分からないので尊敬しています。)

それくらい、

とにかく算数大好きでした。


何? それ?

小学3年生頃だったかな?

ある日、

お友達のお母さんが

働いている話になりました。

「○○さん(お友達のお母さん)が

公文(くもん)でお仕事されていてね。 」

「へっ? 」

何それ?

『くもん?』

どんな漢字書くの?

「『くもん』って何? どんな所?」

と聞くと、

「計算のプリントをやる塾よ。」

と。

あ~、もしかしてあれ?


夏休みのおばあちゃん家

夏休みにおばあちゃん家に泊まりに行くと

同じくおばあちゃん家にやってきた

従兄弟達と一緒に過ごす事になる。


小学生は全国どこでも

朝10時までは

外出してはいけなくて

(当時の私は、全国の小学生は皆

こんな決まりだと思っていた

昭和の時のお話です)、

家の中で家のお手伝いや、

夏休みの宿題をするもので、

おばあちゃん家でもそれを実行していた。

私は夏休みの計画を立てるのは大好きだけど、

夏休みの宿題をするのは好きではなく・・・

早く遊びたくて仕方なかった。

それに比べて・・・

後には全員、

国立大学に進学した

私とは出来が違う従兄弟達は皆、

夏休みの宿題を真剣にしていた。

そして、

宿題に加えて、

算数のプリントもしていたのだ。

あれが『くもん』だったんだ!

なるほど、

頭のいい従兄弟達はあの頃、

既にやっていたのだ。

私が

『10時になったら駄菓子屋に行って、

くじ しようかな~(分かりますか?)』

なんて、

毎日気分はお花畑で、

ウキウキしていた頃、

従兄弟達は宿題も、

『公文』も、やっていたのだ。

母への恨み

私はその事実に気付いた時、母に言った。

「〇〇ちゃん(従兄弟達)が

夏休みにやってたやつ公文だったよね?

お母さん『公文』って、知ってたの?」

「知ってたよ。」

「・・・」

私はプルプル震えながら、

「私が算数大好きなの知ってたよね?

何で『公文(の存在)』の事、

教えてくれなかったの?」

「いや~、特別意味はないけど。」


嘘だ。

私がこういうの大好きなの

分かってるくせに!



私は思った。

母は絶対に私にわざと言わなかったんだ。

私がやる!と言い出すかもしれないから。

絶対にわざとだ!

その時私は

『公文』の存在を言わなかった

わざと教えてくれなかった母を恨んだ。(笑)

すぐに入会

母に怒っている場合ではない。

私は、一刻も早く始めたいのだ。

すぐに

「公文に行きたい!」

とお願いし、

無料体験入学。

(もちろん、教室の先生の隣では

お友達のお母さんが丸付けしている。)

からの、

入会。



だいたいその教室では、

自分の学年より2~3年前の教材から始めるのが定番だったが、

(例えば小学3年や4年生でも小学1年生レベルの当時A教材から始める)

私は自分の学年と同じ教材、

小学3年生レベルのC教材から

始める事になった。

私は算数得意なのだから当然だ。

私がA教材からなんてもっての他よ!

と、

他のお友達が皆、

A教材からやっているのを尻目に、

自慢気に

(本当は全く自慢できるレベルではないが)

やり始めた。

楽しくて仕方ない !

公文が楽しくて、楽しくて、仕方なかった。

毎日毎日、

宿題をどんどん仕上げていき、

どんどん、どんどん、

先の教材に進んでいった。


宿題してきていない友達が信じられなかった。

こんなに楽しいものをやらないなんて

もったいない!

本気でそう思っていた。

公文のいい所は、

プリントをやって上の教材に進んでいくと、

学校で習っていない

自分より先の学年の勉強ができる事だ。

それがまた、

楽しくて仕方ないのだ。

『 公文って何でこんなに楽しいの~ ♪ 』

と思うと同時に、

『 公文 』という、私にとって

『 最高に面白い物 』を知った事で、

こんなに楽しい物を教えてくれなかった、

知っててわざと(?)

私に言わなかった母への恨みが

再び爆発した。(笑)

中学の数学は楽勝

中学生になっても数学は楽勝だった

(進学校ではなく、

あくまでも町はずれの

地元の公立中学校での話なので、

たかが知れてます)。

だって、公文で、

小学生の時にもう既に、

やった事ある内容だからだ。

小学生の時に

中学数学の予習をしているような物なのだ。

だから数学の授業はただの復習なのだ。

『やっぱり数学って楽しいわ~。

私、数学 大好きだわ~』。

と、数学楽勝の、

楽しい中学生活を送りました。

高校の数学は・・・

入学したての時は、

中学の数学の延長みたいなものなので

まあまあでしたが、

次第に、

数学ができなくなってきました。

勉強しないからか?

中学生の時に数学できると

図にのっていたからか?

そう思いながら、

公文も、

高校の単元教材になってから一気に

勢いがなくなりました。

分からない・・・

スラスラ解けない・・・

だんだん数学が楽しくなくなっていきました。

そして、

公文をやめ、

高校の数学の成績も全然で。(笑)

高校生で、

私の

『得意科目は数学』人生は

終了しました。

時は経ち、

社会人になって、

中学数学を解く機会があり、

『 楽しい~ ♪ 』と

貪るようにどんどん解いていたその時、

はっ と 気付きました。

『私、計算するのが好きなんだ・・・』

そうです。

『 数学 が 得意 』な訳ではなく、

とてつもなく

『 計算するのが 好き 』

なだけだったのです。

これに気付いた時は衝撃的でした。

な~んだ。

私はただの

『計算大好き少女なだけ』

だったのです。(笑)

大人になった時に、

会社員なのに、

もう一度「公文習いに行こうかな」

そう思ったくらいですから。


もう少しで

『趣味は公文です』って言う

大人になりそうでした。


何とか

踏みとどまりましたけど。

でも、

数学得意っていう思い込みは良かったです。

数学を勉強する事に抵抗がなかったですし、

得意だからやれば出来る!という心構えで

取り組み始める事ができました。

結局訳が分からなくても。です。

そして、

未だに『公文最高!』って思います。

あくまでも、

『計算好きにとっては』

ですけれどもね。(笑)

数学の素晴らしさ

計算なんて、電卓で出来ます。

大人になって、特別、

連立方程式とかいりません。

でも、

数学勉強して良かったと思えるのは、

今、分かっている事実や

数字や、

データを元に

分析したり、

予測したりしながら

真実を確認したり、

結果改善に役立てたりする力が

養われたと思える事です。


数学好きな方の様に

『ゼロの美しさ』

なんかは

今後も分かるかどうか

分かりませんが。

数式に美しさを感じられる様になったら

きっと

人生もっと

面白いだろうなと思います。


それでは、

今日も一日お疲れ様でした。

明日も良い一日を。


追伸

あなたは数学が好きですか?



他にも、私の、

思い込んでいたけど実は違った話はこれです。






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