出せる悦び
女性は便秘に悩む人が多い。ごめんなさい、「出せる悦び」から便秘というとあれを連想すると思うが、そうですそれそれ。ご名答。今日は、毎日快便な人には計り知れないあの悦びについて伝えたい。
科学がここまで発達した2024年現在でさえ腸は未開の地なようだ。例えば腸内細菌の個数で言うと100兆~1000兆個と言われているが、よく考えると幅広すぎる。目に見えないものを科学することも今に始まったことではないが、この領域に関わることはたとえ研究が進んでも、一般大衆に知れ渡るのに長く険しい道のりがあるだろう。
腸内環境は人によって千差万別で定義しきれない条件があるかもしれない。それならば、健康に幸せに生きたい便秘女性たちに私からオススメしたい方法がある。
私自身、10代でダイエットを意識し始めて以来、20年ほど沢山の健康情報に触れてきた。資格を取るほど勉強したり、流行りやブームも追いかけた。結果、振り回されたMY腸はもはやボロボロだったろう。その証拠に太ったり痩せたり安定せず、やっぱり便秘、心もボロボロ。身体は特段健康と言える状態にならなかった。そして心も健康でなかったことは何より悲しむべき点だ。
とは言え肉体の成長、否、退化は待ってくれなかった。20代のうちはどうにかこうにかごまかされて来れたが、30代に入ると随所のボロボロを隠し切れなくなった。最終的に仕事ができない状態にまで追い込まれ、やっとこさ重い腰を上げて始めたのが、自分の肉体の実地確認だ。
その方法は非常に簡単で、1年間、自分にとって健康的な生活を意識する、というものだ。いやなんやそれ~って思ったでしょう。当たり前すぎるでしょう。一言で表現すると本当にこれだけになるのだが、「自分にとって」というのが唯一最大のミソなのだ。
情報は手に余るほどある。気になるものだけ手に取って、それが自分に合っているのか、自分自身の肉体をもって一つ一つ「お試し」する。この「お試し」の意識も重要だ。そして、なんだか体調がいい、気分がいい、便通がいい、肌ツヤがよくなった、など無理なく心地よい結果が出たら採用!これが私の肉体が求める健康なんだと初めて認識する。この方法が最も正確、かつ手っ取り早いことがわかった。そしてこれは腸活へと繋がり永続的な体質改善にも繋がった。
心の健康も大事だ。ただ、心は目に見えないだけに結果を見出しにくい。しかし、心と身体は密接な相関がある。だからこそ、身体の健康から整えていくと、次第に心にもいい影響を与え自然と上向きになり、私の場合も体が上手にけん引してくれた。
こうして1年経った今、心持ちは明るく、体も軽くなり、体重で言うと1月からの9か月で6kgも落ちた。今日の私の体調はすこぶるよい。体調のよしあしは本人の主観だが、この「自分の感覚」こそ最も重要であり、この感覚は腸も整ってきている証だろう。
かつては仕事も一人暮らしもできなくなるほど不調に追い込まれた私だが、万年便秘でもあった。そんな私だからこそ、便が出た時の悦びは感謝にも近い感覚で、そんな幸せを1日1回以上噛みしめている。
下のお話を堂々と申し訳ないけれども、この悦びこそ人生にとって非常に重大だと思うからこそ大々的に発表している。というのも、この悦びを感じた瞬間にはたと気付いたのだ。
(出すから入ってくるんだ。)
よく考えたら物理学でもそうだが、エネルギー的な話として聞いたことがある言葉だ。お金とか不用品とか、物質的なものに当てはめる場合もある。私はこの仕組みを言葉面でしか知らなかったが、今朝、我がお手洗いで一人密かに悟ることができた。思いがけない閃きはいつどこで訪れるかわからないものだ。
(あぁ、なるほど。なんでも自分から出せばいいのか。)
彼氏ほしい、お金ほしい、あれが欲しいこれが欲しい。日々そうやっていた私だったが、エネルギーレベルに置き換えるとそもそも私が出していない。ほしいエネルギーを出せばいい、ということを、あれを出せた時に強く実感し感動した私であった。
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