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松の杜くげぬま季節のお手当〜秋の便り〜

松の杜くげぬま季節のお手当〜秋の便り〜
2021年9月12日(日)10時〜、13時30分〜 全2回を開催いたしました。お忙しい中、お時間を作ってくださった皆様、ありがとうございました。

秋の便りを企画したとき、「9月上旬はまだ暑いかな、、」と予想していましたが、当日はもうすっかり秋の空気。季節を感じられる松の杜のお庭には金木犀の甘い香りが充満していました。あっという間に季節は移り変わっていくんですね。

秋の特徴。
活動的な夏、陰陽でいうと「陽」の季節から、休息期である冬、「陰」へ変化していく過程の秋。バランスが大きく変わる時期です。
東洋医学の五臓でいうと「肺」に属する季節で、空気が乾燥しやすくなり、呼吸器系の不調が出やすくなります。
また、肺はからだ全体の気を司っている場所なので、呼吸によって新鮮な空気を取り入れて、古くて悪い気を体外に吐き出し、からだの巡りをよくしてあげることが大切。

あとは、秋ってなんとなくセンチメンタルになりやすい季節ですよね。
実はこれも肺の影響なのです。肺は「憂」「悲」の感情に関連していているため、どうしてもその感情になりやすい。ただ、これが過度になってしまう状態は、肺の機能が低下している、ということなので、深呼吸をして肺を活発に動かし、バランスを整えてあげることが大事。

とはいっても、みなさんの身体は深呼吸ができる状態?
呼吸しているからできるでしょ、と思いがちですが、実は「吐き切ること」「吸いきること」って至難の技なのです。
呼吸を司る筋肉が硬くなっていたり、機能しづらいと呼吸は完全にはしにくい。

そこで、今回のテーマは「呼吸」。呼吸がしやすい状態に整える、胸を開いていく、ということにフォーカスをして、ヤムナ・陰ヨガをおこない、整った身体にシンギングボウルの音色を響かせていきました。

ヤムナ、陰ヨガは、ピラティスやヴィンヤサヨガに比べると、静観している時間が長いです。普段、アクティブに動かれている方は、じっとしていることが苦手、動き続けていることの方が得意ですよね。私も同じ。ぼーっといている時間がなくて、いつもto-doをこなして生活をしているので、止まっている時間ってなんかもったいない〜〜!と思ってしまう。いつも「陽」の状態なのです。
でも、これって、バランスがいいとは言えない。身体は陰陽のバランスが取れている状態が心地よいはず。でも、意識的に「陰」の時間、止まっている時間をつくることって難しい。そういう方、多いのではないでしょうか。

松の杜くげぬま季節のお手当は、「レッスンを受けにいく!」というより「身体を休めにいく」という感覚で来ていただきたいな、と思います。
続いている暮らしに、句読点をうつような。
日常から少し離れて、少しおやすみする、そんな時間になれたら、と思ってレッスンをしています。

そんな時間になれていたら、嬉しいです。

次回は、冬の便り。
11月14日(日)
10:00〜12:30 その後ランチ会。 満席

11月21日(日)
10:00〜12:30 空きあり
13:00〜15:30 空きあり

場所は、藤沢市鵠沼にある、国有形文化財に登録されているお屋敷、松の杜くげぬま。江ノ電鵠沼駅から徒歩5分。
参加費は4000円、当日現金払いまたはペイペイ。
1日前のキャンセルは参加費の50%、当日のキャンセルは参加費100%のチャージを頂戴しますのでご了承くださいませ。

初めての方の大歓迎です。一緒に冬を迎えましょう。


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