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0430「相手の話をよく聞くようにしたら起きたこと」

ただの日記です。

昨日、『こころの対話 25のルール』を読んだという日記を書いた。

本を読んで「とにかく、最後まで相手の話を聞くようにしよう」と思ったので、傾聴を意識しようとしているけれども、これがまあ難しい。いままで全くできていなかった。やろうとしてみてはじめて、できてないことに気づいた。なんなら「自分はけっこう聞いているほう」だとか思っていた。恥ずかしい。

まず、いちばん身近な人物、夫の話をよく聞いてみることにした。

自分の解釈や考えはいったん脇におき、相手が話しおえるまでは、相槌だけして「何を言おうとしているのか」に集中する。求められるまで意見はいわない。よくわからなかった箇所を理解するために「それはこういうことでいいんだよね?」と確認するのはオッケー。

そしたら、夫がめちゃくちゃしゃべるようになった。びっくりした。

「しゃべるようになった」と書いたけど、実際は、「もともとしゃべるけど、話の途中でわたしが話し始めるから、自分が話すのはやめていた」ということなんだろうなー。
夫はどちらかというと口数が少ない。「会話は得意じゃない」と、自分で言っている。全体の和を重んじ、自分の意見を主張することよりも、みんなが調和することを優先して考えるタイプ。ふだんはわたしが途中から口を挟んでしまっていたから、夫は「そうだねー(頷)」ってなってたのか…。結婚16年目にして、この気づき!

あるとき、話の流れか何かでコロナ対策の話題になって、実は、夫は政府の対策に怒っていること、心の奥では「強制力のある法律を成立させて、ロックダウンしたほうがいい」と考えていることがわかった。そうだったのか〜!全く知らなかった。この考えに共感するかどうかはともかく、彼なりの意見を持っているというのが理解できた。自分の大切なひとが何を考えているのかを理解できるのは、純粋に嬉しい。

夫は人見知りで、心を開いているひとにしか話をしないのも確かなので、わたしにすごく心を開いているのだということも、あらためて実感できて、それも嬉しい。

傾聴の際の相槌には「うんうん」「それで?」「なるほど」「へえ」「そうなんですね」などのほかに「あなたはそう思うんですね」「あなたはそう考えているんですね」というのがよく紹介されている。

「あなたはそう思う(考えている)んですね」は、たしかに、相手と自分のあいだに適度な距離をたもちながら、反応(返事)をできる便利なことばだけど、暗に「わたしはそう思ってない」っていうニュアンスが含まれる気がして、うまく使うの難しいなーと思っていた。
実際、「夫はそう思うんだね」っていったら「なんで?マリサはそう思わないの?」って返されたことがある。

これを、「あなたはそう思ってるっていうことなんですね?」みたいな感じにすると「自分の理解があっているかを、ただ確認してるだけだよ」という雰囲気になっていいのではと気づいて、夫に使ってみたら「うん、そう。なんでそう思うかっていうとね…」と話が続いてよかったので、メモ。

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