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0508「ハワイ語の勉強」

ただの日記です。

フラにはまず「ことば」つまり歌詞があり、歌詞の強調のために踊りがある。

フラを踊るには、歌詞の内容を深く理解するのがだいじなんだけど、レッスンでは単語の意味をかるく習う程度で、文法や構文までは勉強しない。そのため、これまでのわたしは「歌詞全体としての意味はこんな感じ」という、ふわっとした理解にとどまっていた。

今年に入ってから、ややアカデミックなハワイ語の文法書を読んだ。そこには、「ハワイ語というのはこのような言語で、日本語や英語とはここが違います。」という言語形態に関する解説があり、それがハワイ語の理解を深めるのにとても役立った。

この本は1999年の出版とすこし古いけれど、内容は古くないし、ハワイ語文法を日本語で解説している本は希少。

ハワイ語の言語形態は、日本語のそれとはかなり違ってた。英語とも全然ちがう。そもそもの概念が違う。考えてみれば、ちがう文化圏なので当然といえば当然だけれど、つい日本語や英語を基準に考えてしまっていた。その違いを知っているのといないのとでは、理解のスピードが異なると思う。それまで参考にしていた「初めてのハワイ語」みたいな本には、言語概念の解説がなかったので、いまいちよくわからなかったのね…。

文法書のおかげで構文もわかるようになってきたので、ふわっとした理解から、もう少し踏み込んだ繊細なニュアンスが理解できるようになりつつある。

そしたら、このあいだ、仕事帰りにフラソングを聴きながら歩いていたら、あれ?なんて言ってるのかわかる!なにを歌ってるのかを耳で理解できるようになっている!「おおー!聞き取れてる!!」嬉しくて叫んでしまった。(まわりに誰もいなくてよかった)

フラはいわば手話のようなもので、ことば(歌詞)と動き(振り)連動しているから、歌の内容を耳で理解できるようになると、振りをおぼえるのも早くなる。最近、振りをおぼえるのが楽に感じていたのは、これが理由だったのか。振りをすぐに覚えられれば、表現することにもっと注力できる。わあ、もっと早く構文を勉強するんだった。

以前、先生がハワイのフラ・フェスティバルに出演したとき、クム(フラの師匠)から「日本人は振りつけをその通りに踊るのは上手だけど、表現するのは下手」と言われたと話していた。
その理由は「ハワイ語がわからないから」というのが一因なんじゃないのかなと考えている。

ハワイ語は勉強すればするほど踊りの精度があがる。ハワイ語は英語の解説のほうが情報量が多いので、ハワイ語勉強すると英語も勉強する気になる。成功体験があると、もっと勉強しようという意欲がわいてくるなあと思うなど。

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