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猫ガン闘病記*病気がわかった日

4月2日
半年ぐらい前から咳をする猫、10歳の女の子。名前はにこ☆
ここのところ頻繁に咳をしだして、膝に乗せてみたらあきらかに呼吸が早くて苦しそう。
様子を見てたけど、明日は病院に連れて行こうと決める。

4月3日
近くに住むムスメの仕事終わりを待って、キャリーをかかえて歩く。かかりつけの動物病院が歩ける距離にあってよかった。
先生に「いつからこんな状態ですか?」と聞かれ、つい言い訳めいたことを言ってしまう。
「半年ぐらい前から徐々に咳がひどくなって…」
「あきらかに苦しそうです。すぐレントゲンをとります。いいですか?」
レントゲンの結果は、肺のまわりが真っ白で、精密な検査をしないとわからないが腫瘍があるか、よくて肺炎をおこしているらしい。
CTをとったりする精密検査をすすめられる。先生が福岡の大学病院まで連れていってくれると言う。
お願いすることにした。
注射をして帰る。
いくらか楽になったらしい、にこ☆おなかを見せてくれる。
もうひとりウチにいる弟猫レオとケンカしてた。
わたしは先生に、なぜ早く連れてこなかったのかと叱られた気がして、にこ☆を思って自分責めをしてしまう。

4月4日
診察。
だいぶ楽になったこと。すごく甘えん坊なことなどを先生に伝える。
検査が明日になったと言われ、お願いする。
検査自体も麻酔をしたり、長時間の移動になってリスクがかなりあることを覚悟してくださいと言われた。
注射をしてもらって帰る。
病名がはっきりすれば、対策が打てるだろうか。
でもこのままだと長くはないと、先生は匂わせ発言をする。
この日は同居人が泊まりで不在なため、にこ☆とゆっくり過ごした。

4月5日
朝10時以降はごはんをあげないで連れてきて、と言われたけど、あんまり食べてないかんじ。
12時半に病院に連れていく。
1泊入院、内金10万円。
体重6kgのぽっちゃり猫のにこ☆
帰りはなんにもない空虚な感じで歩く。
あたまがはたらかない。
弟猫レオはあんなに喧嘩ばかりしてるにこ☆がいないと寂しいのか、おとなしい。今日は一緒にも寝てくれず、にこ☆のベットで寝たようだった。

4月6日
病院に迎えにいく。
にこ☆わたしを見て「にゃあ」と小さい声を出した。
「がんばったねーにこ☆」と思わず何回も言った。抱っこしたいけどまずは先生の説明を聞く。
腫瘍が何箇所かあること(それが何かは検査結果待ち)リンパにも腫瘍があること。肺に水が溜まってること。
じわじわと半年かけて広がったかもしれないこと。
昨日はICUで酸素吸入したけど、今後、自宅でも酸素吸入が必要になるかもしれないこと。
などなどの説明を受ける。
しばらくは注射に通うことになる。
昨日の内金と追加料金1400円。
帰るとまずはびっくりする勢いで、ガツガツごはんを食べた。ちゅーるは2本。水もずっと飲んでる。トイレにもいってやっと安心したか、それでも人のいないところに隠れようとする。
そっとしておいたら、出てきて甘える。
まずはいま、この子と一緒に過ごすことだと、猫可愛がる。


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