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猫ガン闘病記*今を生きるって難しい

4月11日
10歳の女の子猫、にこ☆
なんかおかしいと病院に通うようになって治療して。先生に優しい子だから我慢してたのかもと言われながら、見た目も態度も普段とあまり変わらないと思ってた。朝起きるとトイレに下痢。食欲はある。
わたしがnoteを書き終わってふと見ると、足元に寝ていた。気がつかないほど黙って休んでる。にこ☆が暗いすみっこにいると、わたしが不安でにこ☆用のベットに抱っこして連れていく。嫌がるけど見えるところにいてほしいと思う。
熊本の母から電話。料理をしてて気がつかなくて折り返してかける。開口いちばん「なんしよっと?仕事してないのよね?」
「ごめん、気がつかなかった。ところでなに?お父さん大丈夫?」と嫌味に聞こえる(思い込みか?)いつもの質問にあいまいに答えて、母の話を聞く。
父が少しづつ悪いこと、その介護で母が苦労していること、GWの予定など、前にも聞いたことを繰り返して話す。こちらも前に言ったことを繰り返して話す。そうやって何度も繰り返される言葉たち。
にこ☆が病気だと言うと、「あらそう」
うん。わかってる。ついでのように話題になるし、たぶん忘れる。それでいいと思う。

4月12日
わたしが宇宙に信頼をよせてないと、信頼できない現実がやってくるよなあと、ハイヤーセルフの言葉が聞こえる。わたしは普段からこうやって人生相談を宇宙の人にするのだけれど、つい目の前のことに流されてしまう。
今はここ。ねこたちを見ていたらかわいくて、今日はのんびりしよっかなあと、昨日作ったたけのこごはんを韓国海苔とパセリでアレンジして食べたらおいしくて、珍しく多めに食べた。お酒もおいしいと感じた。わたしもダイエットなんて考えなくていいんじゃないかな。おいしいものをおいしいと感じることがしあわせで、他人や環境に影響を受けて不足感からとってしまう行動は、不足を増大させる。
今はにこ☆もごきげんだし、かわいいし、いっぱい愛でて可愛がっておもしろがって笑っていたい。


「おばかだもんねー」とにこ☆に言ったら獣医さんが「おばかじゃない!」って言ってくれた

4月13日
桜が散ってしまったことに今更ながら気がついて歩く。
診察。
下痢をしてることを話す。
精密検査の結果が出た。
CT画像診断報告書をいただく。先生が読み上げてくれる。
「残念ながら本例は根治ステージにないと判断されます」
はっきりとがん宣告。覚悟していたものの、がつんと衝動。
「食べたいものを食べさせて、やりたいことをやらせてください。つらいでしょうが突然、悪化することもあります。もっと早く連れてくればよかったのかと思ったとしても、たぶん結果は変わらなかったでしょう。これからはどれだけ、この子ががんばれるか見ていきましょう」

帰っておやつをあげようと思って缶詰で手を切ってしまったことに気が付かず、血が出ているのを見て初めて痛みを感じた。
にこ☆は、ごはんを食べた直後、人が痰を絡ませた時に出てしまうような音を出して苦しみだした。けっこう長く続いてどうしたらいいかわからなくなって、ひたすらそばにいた。発作?がおさまるとすうっと目を瞑った。また無理やりにこ☆用のベットへ。怒られた。よかった。
夜は弟猫レオと並んで寝ていた。よかった。


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