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実はすごいラクトフェリン!


1.ラクトフェリンって、なぁに?

ラクトフェリンは、1939年にデンマークの科学者によって発見されました。

「ラクト」=ミルク
「フェリン」=鉄

と名付けられたように、
鉄とくっついやすい性質から赤みがかった色をしているため、"牛乳の赤いタンパク質"とも呼ばれていました。

ラクトフェリンとくっつく「鉄」
この鉄は体に必要なものではありますが、実は、体の中でうまく使われない(余分な)鉄があると、
❌風邪の原因となる細菌などが増えすぎる
❌体の中の炎症が悪化する
原因になります。

ラクトフェリンは、この余分な鉄とくっつくことで、体の炎症を鎮静してくれるといわれています。

そのため、ラクトフェリンは菌やウイルスに対する力が強く、免疫系が未発達の赤ちゃんを守るうえで重要な役割を持っています。
だから、産まれたばかりの赤ちゃんにお母さんが与える"初乳"(生後数日の間に特に多い)にラクトフェリンが多く含まれているんですね。

つまり、無菌状態から出てきた赤ちゃんを、菌たっぷりの(ある意味危険な)外界から、お母さんの母乳が守っているんです。


2.ラクトフェリンはどんな時に必要?

昔、ラクトフェリンが流行った時代があるのですが
その理由は「感染症を防ぐ」ことが明らかになったからです。
特にマクロファージや単球などの免疫細胞は、ラクトフェリンによって活性化されるため、感染防御作用が期待できるといわれています。

信州大学では感染性胃腸炎の発症率変化を調べたレポートも出ているみたいですね。

急な体調変化として
✔︎今日は特に疲れたなぁという時
✔︎体調を崩しそうな時、風邪のひき始め
✔︎受験生の体調管理
✔︎大事な仕事の前など、体調を崩したくない時
こんな時は、ラクトフェリンと良質な糖分(蜂蜜)を飲んだら早く寝て、体の回復をサポートしてあげてくださいね。

また、周りで感染症が周りで流行っているときは(職場の周りの人が咳をしている、インフルエンザが流行っているなど)、帰宅したらラクトフェリンを飲むのも良いですね。

ちなみに
✔︎更年期症状がある人(45歳を過ぎて体の調子がイマイチな人)
✔︎長期間ピルを飲んできた人
は、エストロゲン(女性ホルモンの一種)により体の中の炎症が起こりやすいので、鉄由来の炎症を悪化させないことが、健康はもちろん、美容のためにも大切となります。

こういった場合は、体のステージが一つ変わる約3ヶ月(100日間)はコツコツ続けてみてくださいね。


3.ラクトフェリンはどうやって飲む?

ラクトフェリンは単体で飲むよりも何かと一緒に取り入れた方が効果が発揮されやすいといわれています。
なので、

  • 食事の後にとる

  • 空腹時であれば、グリシンや蜂蜜と一緒にとる

のように何かと一緒に取り入れるのが良さそうですね。

4.ラクトフェリンの様々な効果

感染症予防効果以外にも、これまで世界各国の研究によりラクトフェリンにはさまざまな生理機能が明らかになっています。
たとえば
・酸化ストレスの軽減(アンチエイジング)
・花粉症などのアレルギー改善
・腸内環境の改善
・歯周病や口臭の軽減
などなど…
実は隠れたスーパー物質、それがラクトフェリンです。

ラクトフェリンを上手に生活に取り入れて、感染症の季節、さらに花粉症の季節も軽やかに乗り切っていきましょう♡


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