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高田馬場でワインバーやってるんです

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ワインバーの営業やらワインやらなどなどを綴ります。
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2018年8月の記事一覧

シャトー・メルシャン 大橋健一氏によるセミナーに参加しました

今回のセミナーはざっくり言うとマスターオブワインの大橋健一氏がメルシャンのブランドコンサルタントをしていまして、どういったことをしているかというお話でした。 もちろんワインのテイスティングもありましたが、はっきり言って大橋さんの話がかなり興味深く(実際2時間のうち1時間30分はお話でした)、テイスティングの時間も短かったので、話の内容を中心に書いてみます。 ワインのラインナップ2018年の10月からワインの表示ルールが変わるのですが、それに伴ってメルシャンは産地名までしっ

そういえばお店を出したかった場所が1つありました

前回書いたやつを読み返したら、なんて夢のない話なんだと我ながら引き気味ですが、嘘ではないからしょうがない。 出店場所を探しているとき、この街に出せたらいいなあと少し通って調査していた場所があります。 奥渋谷です。 もともと「アヒルストア」にご飯を食べに行って、この周辺の雰囲気がいいなと思ったんです。しかもその後にアヒルストアができるまでの本を読んで思っていたより家賃が安かったんです。これは探すしかないと奥渋谷にしばらく通いました。 結局はよい物件は見つからずに諦めるこ

なぜ高田馬場にお店を出したのか知りたいですか

ワインバーシロッコは高田馬場では珍しいタイプのお店だねってよく言われます。それに比例してなんで高田馬場にお店を出したの? ともよく聞かれます。 私のお店は暗めですし、静かに飲むにはおすすめです。そのようなお店にしてますし、これからもしていきます。 同じく高田馬場でBARを10年以上続けてる方がいるのですが、その方もなぜ高田馬場にお店を出したのかをもう何万回と聞かれた、と言ってました。静かに飲むオーセンティックなBARです。 高田馬場では珍しいお店のタイプだからでしょうか

お金を借りる時はいくら借りるかを先に決めないといけない~飲食店開業~

毎度のことですが、お店をやりたいという方の話をよく聞きます。 お金を借りたいということで、いくら借りるのかを聞くと決まっていない、決めていない、という人もいてそれではお金が借りられないという話。 分かっている人には当たり前の話なんですが、初めての人にはわからないことだらけです。ですので私がお金を借りようとして少し混乱したこと、意外と理解していなかったことを書きたいと思います。私は日本政策金融公庫からお金を借りたので、そのワインバー開業としての体験談を書きます。 お金を借

このワインを表現してと言われて

たまにこのワインを表現してと言われます。 この「表現して」というのはソムリエが使うワインのテイスティングコメントではなく、詩的な表現を言っていることが多いようです。 広大な砂漠の中に~、草原の~、大海原の~、憂いを持った少女が~、子供のころの運動会~、1輪の花、田舎、自転車二人乗りw、追いかけてる人は知っているはずなのに誰かわからない振り返る寸前に現実に戻されるww、 書いてみて自分の語彙力のなさにかなりびっくりしてますが、こういった表現を期待されることがあります。はじ

ワインをわかるようになりたいんです。

ワインを分かるようになりたいんです。 というお客様がよくいらっしゃいます。というかよく言われます。 この「ワインが分かる」とはなにか。 話しを聞くとだいたいワインの味の違いが分かるようになりたい、のようです。ワインの味の違いが分かるとどうなるか。 かっこいいからです。 うんちくを言いすぎると嫌われるけど、適度な知識はあってかっこいい。 料理とワインの相性を覚えたい。できれば「あっ!」と驚くような誰もが知らない組み合わせを知りたい。 フランスなどの有名すぎるワイン

お店がつぶれそうなんで来てください、はアリか

私はワインバーを経営してますが、やっぱりお客の1人としていろいろと行ってみたいお店はあります。 SNSなどで見ているうちに私と同じような方向性というか、考え方が似ているお店などは気になりますし、単純にこのお店はおいしそう、雰囲気よさそう! と思う店は多々あります。 それでなんですが、最近そんな気になっているお店が「閉店」しているんです。それも突然。ここ2か月で3件です。 閉店の理由はいろいろあると思いますが、1つ気になったのはこの3店とも突然閉店宣言しているんです。だい