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保護犬カフェに行ってきた話。

どうも、「普通になれなかった人間」シンリです。

私は犬がとても好きなのですが、ある日、無性に犬を撫でたくなりました。

というわけで、近場で犬カフェを調べていたところ、居住地から一番近かったのが、とある保護犬カフェ。

そこはボランティアの善意で成り立っている小さな店でした。
ワンドリンク制なので、適当にコーヒーを注文し、空いている席に座ります。

コーヒーは(そのクオリティの割に)若干割高でしたが、まあ、場所代と思えば安い方かもしれません。
ちなみにドリンクや犬用おやつの売り上げは、里親探しの継続の費用や、保護犬のために使われるようです。

飲み物はひとまず置いておいて、肝心の犬を撫でる方にシフトします。

年齢も犬種もバラバラな犬たち。
居場所を無くした犬たちがそこにいました。

やはり保護犬だけあって、心に傷を負っていたり、病気を抱えていたりする子も少なくないのですが、それらの原因は、身勝手な人間たちです。

保護犬たちを一通り撫でたり抱っこしたりした後、すっかり冷めてしまったコーヒーを飲み干して、
(飼うだけの資金と設備がないため)里親になれない自分を不甲斐なく思いつつ、気持ち程度の募金をしてから帰りました。

保護犬や保護猫の里親になるためには、面談や誓約書の記入、譲渡金の支払い、引き取り後の定期的な連絡などが必要となります(保護団体によって違いはあります)。

条件が厳しいと言う人もいるでしょう。
面倒だからペットショップで飼うという人もいるでしょう。

ペットショップは利益さえ出せればいいのでガバガバなのですが、保護団体は違います。

世の中には、お金がないだとか、多頭飼いで現場崩壊しているだとか、病院に連れていかないだとか、
「動物を飼える状況ではない」にもかかわらず、「飼いたいから」という理由だけで里親になろうとする人が、一定数いるようなのです。

そして、(信じ難いことに)「虐待するために」里親になろうとする人もいるようです。

そのため、譲渡前にある程度の面談などが必要になってくるのは仕方がないでしょう。
何故なら、保護された犬猫たちが幸せになるために活動をしているのに、不幸にしてしまっては元も子もないからです。

私個人としては、犬猫を飼おうと思っている人には、是非「里親」という選択肢を持って欲しいと思います。
当然ながら、「きちんとお世話をできる」方に限りますが。
それは、ペットショップで買おうがブリーダーから買おうが同じことですよね。

世の中の、人間の身勝手な理由で不幸になった犬猫たちが、一匹でも多く幸せになってくれたら……と、そう思ってやみません。

偽善的な考えかもしれませんが、本心です。
ペットが欲しい方、是非一度「里親」をご検討ください。

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