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新商品を売るためのヒント

新商品を売るためには

ハンドメイド作家さんは
定期的に新商品を制作・販売されているのでは
ないでしょうか。
定番商品はもちろんのこと、新たな顧客開拓や
既存客へのリピートに繋げるために「新商品」は欠かせないもの。

今回は、この「新商品」を売るためのヒントを
「試食」というサービスから紐解いていきたいと思います。


試食サービスから見えるもの

コロナで一度はなくなってしまった
試食サービス。
コロナが落ち着いた今、また試食を始める店舗が増えてきました。

試食は、新商品を売るための方法としてはもちろん、マーケティングの観点から見ても良いサービスなんです。

もちろん。消費者の私たちにもありがた〜いサービスですよね!

食べ盛りの娘は試食を見ると大喜び…


では、どうしてこの「試食」サービスはあるのか。
また、どうしてこれが「新商品」の販売につながるのか。

説明していきましょう。

人は「経験したことがない」が怖い

みなさんは、新商品が出たら
積極的に購入して試すタイプですか?

おそらくこの質問に対して「もちろん!」という方もいれば
「食べたことがない、使ったことがないものを買うのは気が引ける」
という方も多いのではないでしょうか??

また、「もちろん!」と答えた人の中には
「なんとなく味が想像できる、使い方が想像できる」場合に限る方が多いのでは。

そう、大多数の人は「自分が知らないこと、もの」に対して恐怖心や嫌悪感を抱くと言われています。

理由としては、「自分の身を守るため」

未知のものに対して、警戒し遠ざけることで
自分の身を守ることができるからなんです。

また、人は「損をしたくない」と考えがちです。
「得をしたい」よりも「損したくない」気持ちの方が強いとも言われています。

人は「損」したくない

つまり、新商品は「購入した後、本来求めていたものを得られないかもしれない=損するかもしれない」
と考えがられがち。

この2つの点から言っても
新商品というのは「売れにくい」ということになります。

試食がもたらす効果

では、こう言った「新商品が売りにくい」状況で
「試食」はどう言った効果があるのか見ていきましょう。

②関心を寄せる

元々、その商品を知らない人に
認知させて「関心」を持たせることができます。

”試食”と聞くと子どもが吸い寄せられていきますが(我が子の試食への関心度はとても高い笑)
これは『好奇心』が刺激されるから。

「知らないものは怖い」し
「損はしたくない」けれど
「新しい体験をしたい」という
好奇心に対して「試食」は最高のスパイス
なのです。

②安心させる


人は損したくない生き物。

だからこそ、実際に自分の懐を痛めずに
「試せる」ことで「損しないかどうか」がわかり、それが「安心」に繋がっていきます。

③実証する

食べてもらわないとわかってもらえない「味」
いくら”美味しい”と謳っても
食べてもらはなければ実証は難しいですよね。

だからこそ「試食=食べてもらうこと」で
味を実証でき、購入に繋げることができます。

新商品販売に活かすなら

「試着」体験

これらの「試食から見えた3つの効果」を、私たちハンドメイド作家が販売する時に活用するなら…

新商品が体験できる場を設けてみる
のはいかがでしょうか?

例えば、ハンドメイドイベントに出た時に
「試着」を促せる商品を用意してみませんか?

積極的に、その場で試してもらう(身につけたり
使ってみたり)ことができれば
大きな関心を得られる可能性が上がります。

そのためには、
・販売品とは別に試せる商品を用意する
・試せることが分かるPOPを用意する

が必要になります。

「サンプル」を届ける

ネット販売時、ある一定額を購入された方
(今後ファンになる確率が高い方)に対して
新作サンプルを同封するのはいかがでしょうか。

作品を丸々1個サンプルとしてプレゼントするとなるとマイナスになってしまいますが

一部の生地や素材を使った
ちょっとしたサンプル品を作れば

「生地の質感」
「素材の安全性」
「製品の色合い」
などを
直接手に触れて確認してもらえます。

これによってお客様が「安心して」購入することができます。

服や鞄を作っている方は「端切れ」を
有効活用してみましょう。

まとめ

「新商品は売れにくい」からこそ
それを試してもらう体験の場を提供してきましょう。

お客様を「安心」させることが
「新商品販売」の鍵となります。



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