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ハンドメイドのシーズン商品戦略

夏は売れる絶好のチャンスシーズン

梅雨入りし、雨模様が続いていますが
梅雨が明ければ
子供達にとっては”特別”な
親達にとっては”憂鬱”な
夏がやってきます。

憂鬱…といえば語弊があるかも知れませんが
夏休みで我が子のおうち時間が増えることで
宿題を見る時間、お昼ご飯を作る時間、外へ出かける時間…

と日常+αの家事育児が発生してしまう。
それを思うと少し憂鬱な気持ちになってしまうお母さんが
ほとんどではないでしょうか。

そんなお母さん兼ハンドメイド作家のあなたに
夏への憂鬱な気持ちを吹き飛ばすお話を。

そう、夏は「売り上げアップ」のチャンスシーズン

夏休みを狙ったイベントがたくさん開催されますし、
夏のボーナスでお客様の財布の紐が緩くなることも。
この商機を狙って、販売に力を入れていきたいですよね。


シーズン商品につきまとう不安要素

というわけで、5〜6月に「夏」商品を
たくさん作っている作家様も多い中…
一つ問題がありますよね。

そう「売れなかったらこれどうすんねん」問題。

在庫になった時のことを考えたら
たくさん作れない〜

夏物作品を作ることに躊躇される方もいるのでは
ないでしょうか。

在庫が増え、またそれが来シーズンまで持ち越し
となると保管も大変。
また、来年の夏はそれが流行っていないかも知れない。

そんな不安と戦うシーズン商品は
”とにかくたくさん作れば良い”というわけではないため
頭を抱えてしまうもの。

この「シーズン商品」には戦略を立てて販売してみましょう。

シーズン商品はこう売ろう

【露出機会を書き出す】

まず、最も大事なのは
あなたが今から売ろうとするシーズン商品の
販売機会がどれほどあるのかを出す
ことです。

つまりスケジュールを立てること。

当てずっぽうで「これぐらい売りたい」で作ることは
あまりにもギャンブル。
まずは、あなたのシーズン商品がどれだけの露出が
できるのかを見積もるところから始めましょう。

例えば

Aさん
①集客数1000人規模のイベントに1回出店
②地域の夏のお祭りに1回出店
③Instagramにて投稿で3回露出
④minneに6月〜8月末まで露出
⑤委託店舗3店に6月に納品(8月末まで)

Bさん
①地域の夏のお祭りに1回出店
②instagramにて投稿で1回露出

こうやって露出機会を書き出すと
Aさんは夏物商品の個数を多く作っても良さそう。
逆に、Bさんは作りすぎると売り切れない可能性が高い。

ここが掴めていないと個数を見誤ってしまうので
必ず、自身の露出機会を書き出しましょう。

【作品在庫の動きを組み立てる】

さて、露出機会を書き出したら
次にやることはシーズン在庫の動きを組み立てることです。

Aさんの場合の「露出機会」は下記の通り
①集客数1000人規模のイベントに1回出店
②地域の夏のお祭りに1回出店
③Instagramにて投稿で3回露出
④minneに6月〜8月末まで露出
⑤委託店舗3店に6月に納品(8月末まで)

これに、シーズン商品の動きを組み立てます。

③で告知、販売スタート

④に同時アップ(③、④で常時販売)

⑤に発送

①で販売

③で販売

⑤各店舗在庫回収(在庫全集合)

③・④で再告知、販売

⑤追納で在庫発送

⑤8月後半回収

③・④在庫処分セール

ここまで組み立てると、在庫の動きが
明確に分かりスケジュール通りに動けば
在庫はきっちりはけそう。
はけそうと自信が持てるように
組み立てるのが大切です。

特に、委託に関しては発送されるタイミングや
返送されるタイミングが思うようにいかないことも。
なるべく先取りしたスケジュールで組み立てましょう。

【お客様が欲しくなるアピールを】

ここまでできたら、あとは各商品を
販売するためのSNS投稿やPOP、販促物に
力を入れていきます。

シーズン商品は、伝えるタイミングが
そのシーズンに限られることが多いため
いかに「この夏にどう活用できるのか」の
イメージをさせること
がとても重要。

例えば、風鈴のデザインのピアス。

ただ「風鈴のおしゃれなピアスです」の
説明だけでは、購入者は惹かれませんよね。

夏のお祭りのお写真を入れて
浴衣姿の女性が着けた風鈴ピアスを載せ
「賑わう夏祭りで、耳元から涼しさを」
なんてキャッチコピーを添えて。

風鈴が風に靡く動画なんかを差し込めば
夏祭りにつけていくイメージがしっかりと
でき「今年の夏はこれをつけようかな」に
繋がるのです。

まとめ

シーズン商品は在庫を残さないように
売り切りたいもの。

けれど、特に夏は売れる絶好のチャンスだからこそ
作らずに商機を逃してしまうのも勿体無い。

スケジュールをしっかりと組み立てて
お客様が欲しくなるようなイメージを
どれだけ鮮明に描かせられるか。

ここが鍵です。
ぜひ、今年の夏チャレンジしてみてくださいね♫

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