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🌸#4 現代人は四角いお豆腐メンタル!?昔の丸いおもちメンタルに戻ろう


↑の続きです。


八百万の神様だって完璧じゃない

現代はみんなの心に余裕がないせいか、他人の失敗が許せない人が多くて悲しいですね。

そもそも、この国は八百万の神様ですら完璧ではないのに、なんで完璧を目指すようになっちゃったんでしょうか。

日本神話では、何か問題が起こると神様たちが集まって相談をして解決します。
日本の神様たちは全知全能ではなく、それぞれ得意分野があるので、「この問題を解決するには、これが得意な神様にお願いしよう」と話し合うんです。

家内安全、学業成就、縁結びなどのご利益が神社ごとに異なるのは、こういうわけだったんですねー。
八百万の神様たちも適材適所で分業制です。

神様だって完璧ではないので、人間の私たちが完璧であるはずがないんです。
好きなもの、得意なものが1つでもあれば上出来なんです!

外国人もビックリした日本人の好奇心

実は色々とどうしようもなくておおらかな昔の日本人ですが、好奇心旺盛のチャレンジャーでもありました。

江戸幕府の長い鎖国時代が終わり、明治政府が開国をして、外国人が続々と来日しました。

ほとんど世界に知られていない独自の文化と言語をもつ、1000年以上の歴史をもつ不思議な島国。
産業革命で科学技術が発展していた欧米から見たら、日本はおとぎ話の国と考えられていたようです。

「どんな国なんだろう」とワクワクしてやってきた外国人が書き残している日本人の印象は「あいつら、好奇心旺盛なんだけど」。

外国人が認めるほどの好奇心旺盛っぷり!

日本史の教科書でおなじみ、黒船で開国を要求してきたペリー提督は、

日本人はいつでも異常な好奇心を示した。彼等は彼等にとって驚くべきほど不思議に見えるあらゆる物を極めて詳細に検査する。

『ペルリ提督 日本遠征記 三』

と書き残しています。

しかも、日本人は黒船にあがってきて「あれは何? これは何?」と船員に聞きまくり、「え? おもてなしないの? お茶は? 私たちはお客様なのに、珍しいものを見せてくれないの?」と接待してくれることを勝手に期待しているので困ったというエピソードも。

日本ではお客様がいらっしゃったらお茶でおもてなしすることが常識だったので、アメリカ人にも期待したんですね。
自国の文化が世界共通だと思っていた日本人かわいい!

「耳なし芳一」などの『怪談』で有名な小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、

この国の人はいつの時代も、面白いものを作ったり、探したりして過ごしてきた。ものを見て心を楽しませることは、赤ん坊が好奇心に満ちた目を見開いて生まれたときから、日本人の人生の目的であるようだ。
(中略)
なにか面白いものを待ち受けている雰囲気が、顔からにじみ出ている。

『日本の面影』小泉八雲

と書いています。
日本人女性と結婚して日本人に帰化した八雲がいうことなので、これが当時の日本人に対する評価としては正しいのでしょう。

日本人はもともと面白いものを期待して探すのが得意だったんですね。
子どものような無邪気な心を大人になってからも持っていたようです。


続きます。



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