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シンガポールで雨と上手に付き合う方法

こんにちは。マリーナベイ・サンズ公式noteです。今回はシンガポールの「雨」について書いてみたいと思います。

シンガポールといえば、イメージするのは「赤道直下近くの常夏の国」、「一年中暑い国」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。年間の気温統計を確認してみると、確かに暑い。暑いです。

しかし、実際にシンガポールを訪れたり生活してみてまず感じるのは

「最近の日本の夏に比べると大して暑くない」
「常にピーカンに天気が良いわけではない」

だと思われます。常にピーカンに晴れているわけではない、というのは日焼けの心配を常にしなくても良い、ということでもありますが、正直テンションが多少下がる理由でもあります。そして出張や旅行の場合は心配しなくてはいけないことがあります。それは

「突然のどしゃぶり雨(驟雨/スコール)」

今回は、このnoteを書いている8月の終わり、灼熱の日本から訪れる際にぜひ持参したら便利なもの、移動の際に用意しておくとより便利なポイントをご紹介します。

1 : 7月~9月のシンガポールの天気

参考:地球の歩き方「シンガポールの気候」

シンガポールは赤道直下に位置するため、基本的に気候は一年中夏です。ちなみに季節としては「雨季(11月から2月)」と「乾季(3月から10月)」に一応分かれています。つまり、日本の夏休みシーズンである7月から9月、シンガポールは最も暑く雨の少ない乾季、ということになります。では、乾季は雨が降らないのか?残念ながらそんなことはありません。乾季でも、スコールと呼ばれる突発的な雨が降ることがあります。

ではこのスコール、どのように対応すれば効率的に動けるのでしょうか。

2 : スコール対応その1「無理に動かない」


スコール、日本語では「驟雨」と呼ばれるタイプの雨は、基本的に突然ドバーーーッとバケツをひっくり返したような勢いで降り、短時間(30分~1時間など)でパッと止んでしまうことが多いのが特徴です。

このため、旅行や出張ではキツキツの予定を立てないよう心がけ(ちなみに雨が降らなくても、東南アジアでは突然の交通渋滞などから、時間通りに動くのは難しいと覚えておきましょう)、運悪くスコールに遭遇した場合は、焦らず近くのカフェで休憩などして雨が止むのを待つのが良策です。

3 : スコール対応その2「情報収集を怠らない」


それでも、できるだけ時間を効率的に使いたい!という場合は、事前に情報収集を怠らないことが重要です。そのためにはぜひシンガポールのお天気アプリを活用しましょう。

特に、シンガポール国家環境庁(NEA)が情報提供しているWEBサイト「24-HOUR FORECAST」はお天気のチェックに最適です。

さらに、スマホアプリ「myNEA」を使えば、雲の動きまで非常に細かく把握することができます。東京23区ほどのサイズとは言っても、中央では快晴なのに郊外では大雨、ということも少なくないシンガポール、このアプリがあれば、次の行動計画が立てやすくなります。iPhoneアプリはこちら、Androidアプリはこちらでダウンロード可能です。

移動の際、GRABなどの配車タクシーを活用するのも時間短縮になります。しかし雨が降れば当然ながら需要と供給の関係から金額が跳ね上がりますし、ただでさえ混雑して、呼んでもなかなか到着しない(できない)場合も。

そこで、突然の雨に見舞われた場合は、突然の雨でも比較的タクシーの乗車しやすい、モールやショッピングセンターのタクシー乗り場をチェックしてみましょう。移動の際には目的地最寄のショッピングモールのタクシー乗り場などを確認しておくと安心です。マリーナベイ・サンズのタクシー乗り場はとてもわかりやすい場所にあります。乗り方が心配という方はぜひ前述のnoteをご参照ください。

タクシーやGRABが混み合っている場合には、比較的影響を受けにくいバスやMRT(地下鉄)を活用しましょう。現在地と目的地をGoogleMapに入力すれば、どの手段が一番効率的か、移動に何分かかるか教えてくれます。目的地の名前があやふやな場合は 郵便番号(Postal code)を入力するとその場所の住所を設定してくれるので便利です。

4 : スコール対応その3「お助けグッズを用意する」

シンガポール島内各所で見かけるドラッグストアのWatson'sやGuardianでは、比較的軽量の折りたたみ傘を安く購入できます。なお、Guardian Health & Beautyショップはマリーナベイ・サンズのショップ内にもあります。

ちなみに傘自体は、他のお店でも比較的簡単に見つけることができますが「予想以上に大きい」あるいは「予想以上に重い」ことが多いので、買う前に必ず手にとって広げて大きさ、重さを確認しましょう。

なお、コンビニエンスストアや医療品量販店で販売されている大きな傘は、日本の標準的な傘に比べると、ちょっとビックリするほど大きいことがあります。単独で使用するには躊躇しますが、ともかく丈夫なのでお子さん連れの人やカップルで一緒に使う場合はとても便利です。ご家族連れで移動する場合には、あらかじめ傘を最低1本、ついでにお子様用のレインコートを用意しておくと、いざという時慌てずに済みます。

ちなみにマリーナベイ・サンズではショッピングモールのザ・ショップス アット マリーナベイ・サンズ1階のスーパーマーケット「Jasons Deli」で、比較的軽量の折りたたみ傘を販売しています。

せっかく購入するのだから、お土産になるようなものを!という場合は、ホテルロビー1階のギフトショップにお越しください。こちらだと日傘にも使える可愛らしい傘を購入することができます。

そしてマリーナベイ・サンズにご宿泊のお客様の場合、急いでいる時など咄嗟に傘が必要な場合は、ホテルのタワー1ロビーにあるコンシェルジュ (Concierge) にて傘をレンタルすることも可能。

ご要望の際は、コンシェルジュカウンターで「傘を借りれますか?"Can I borrow an umbrella?"」とリクエストしてください。なお、ご宿泊のお客様専用のサービスですので、ご宿泊の客室キーのご提示が必要です。

ご返却はチェックアウト時で大丈夫です。なお、上の写真のように、マリーナベイ・サンズのロゴが入った折りたたみではない大きな黒い傘になります。

5 : スコール対応その3「建築物を熟知する」

シンガポールの街中を歩いていると気づくのは、どのエリアでも大抵「雁木通路空間(建物と道路の間に屋根のある空間)」があるということです。

実は、年の平均気温が30度を超える常夏の国では、この空間がとても大事、かつ便利なのです。日中、30度を越す炎天下で日差しを遮る空間がないと、建物の側面は非常に暑くなります。

参考:地球の歩き方「シンガポールの気候」

この屋根のある空間は「日差しを遮る」ために設置されています。それと共に、スコールの場合雨が建物を直撃しないための空間でもあるのです。慣れてくると、この通路空間を縫うように雨を避けて移動することができるようになります。

そしてこのスコール、どんなに対策を打っても突然襲ってくるときは襲ってきます。万が一雨で体が濡れた場合にはハンカチやハンドタオルなどで水分を拭き取ってから屋内に入るようにしましょう。マリーナベイ・サンズのギフトショップでは、ホテルのロゴが入ったタオルを購入できます。

「濡れた体をそのままにしない」ことは、シンガポールだけでなく東南アジアにおける体調管理として、非常に重要なポイントです。なぜなら、特に都市部の屋内空間は「冷房が非常にきつくてとても寒い」から。これはマリーナベイ・サンズ施設内も同様です。

体が濡れた状態でそのまま屋内に移動すると、強い冷房に当たってまず確実に体調を崩します。

予定外の屋内避難で急な温度変化に対応しなくてはいけない場合は「Toast boxのコピや「TWG Tea Salonの紅茶などの暖かい飲み物で体を整えてあげてください。

この時期のシンガポールの雨対策として

「軽量の折りたたみの傘」
「スマホにお天気情報アプリ」
「肌さわりの良いタオル」

この3点をおススメさせて頂きます。

これで突然の雨が降っても大丈夫。
そして、シンガポールでは雨の日も様々な楽しみ方があります。
ではマリーナベイ・サンズでお待ちしています。

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