私の気持ちは私だけのものだから
自分が経験したことがないことに関して、当事者の気持ちが分かるわけがない。
だからこそ想像力が大切だし、分からないなら知ろうとする努力をするべきであって、批判することはしない。
今までの経験を通して、そう思って生きてきた。
何故なら、自分がいつかその当事者になったとき、過去の自分の言葉に傷付けられることもあるから。
経験してみないとわからない。わからないことには口を出さない。出来るだけ想像力を働かせる。人にはそれぞれいろんな事情がある。
もちろんそうは思ってても人間だから完璧にはいかないし、無自覚に傷付けてしまうこともあると思うけど。私は出来るだけそうやって生きていきたいと思っていた。
ただ、それだけじゃないことに気付いたの。
もし同じ経験をしたとしても、自分が感じることと人が感じることは違うんだね。
経験してないからわからないんじゃなくて、同じ経験をしても同じ気持ちになるわけじゃない。
人それぞれ感じ方は違うから、同じ経験をしていてもしていなくても、その人が感じることはわからないし、私が感じることも他人にはわからない。
だから、無理に分かろうとする必要も、分かってもらおうとする必要もないんだ。
もちろん相手への気遣いや思いやりは必要だけども。
それに気付いて、少し気持ちが楽になった。
自分の辛さを、人と比べる必要はないんだよ。
自分が辛いと思ったら、苦しいと思ったら、それでいい。
人と比べて無理に頑張らなくてもいいんだよ。
そう頭で分かっていても、比べちゃったり無理しちゃうから人生って難しいね。
生きるって簡単じゃないね。
だからこそ、一歩ずつ、一歩ずつ。
全然進めてないと思っても、ふと振り返ってみると意外と進んでいたりするから。
ちゃんと前を向いてるよ、大丈夫だよ。
追記:意図していたわけじゃないけどタイムリーになってしまった。既視感あると思った方、そうです。「ミステリと言う勿れ」でも出ていた言葉です。ちょうど今実写ドラマ絶賛放映中なわけですが、私は昨年末12月に原作の漫画のこの言葉に救われました。ありがとう。
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