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異動先は営業所です。~人事から現場配属される私~

ご乗車ありがとうございます。日本交通新卒採用担当の横溝マリナです。
【新卒採用担当】と名乗るのも、もうきっと最後なんでしょうね。

日本交通に入社して初めての配属先は人事課新卒採用チームでした。
第2種免許取得が出来るまでの約1年半は【新卒採用担当】として。
そこからタクシーセンターで研修があり、免許合宿に向かい、営業所で同乗指導を受けてから乗務員デビューします。

乗務員になる心境は?

不安なこと全くないです!といったら噓ですね。不安なことはありますよ。
1番不安なのは隔日勤務に慣れるかどうかです。

体調は努力でどうにかならないじゃないですか。体は正直です。
これは慣れるまでは個人差出るって先輩も仰っていますし、慣れたら自分の時間もあって最高と言うけれど、慣れるまでは大変。

まず目標はEDSの東京観光タクシーとして、お客様をガイドすること。
そのためには東京シティガイド検定に合格することと、ゴールド乗務員になることが必須。そこで1年間無事故・無違反・ノークレームを達成するミッションがあります。
誰しもが簡単になれるわけではくて、努力が必要です。
なると決めたからにはやる!けれどやっぱりできるかどうかなんてやってみないとわからないです。

現場の話を同期から聞く限り、挫折のタイミングは人それぞれ。
だけど【日本交通で乗務員として働くのは、社会の厳しさを勉強すること】というよりもそもそも【現場で最前線で働くことは根性が必要】ということ。
今まで内勤で1年以上働いてきて、今の環境に慣れてしまった私は異動というより、全く別の企業に転職するかのような気持ちです。

新卒採用で学んだこと

私が日本交通に対して「こんな人たちと一緒に成長したいな。」と思うきっかけをくれたのが人事。そんなきっかけをくれた新卒採用に配属が決まった時はとても嬉しかったのを覚えています。
やる気も出るし、やってみたかった部署だったんです。もともと大学での課外活動やアルバイト先でも学生の支援活動という要素が大きかったので、好きなことでもあり、経験を生かせるかもと淡い期待を持っていました。

実際働いてみて感じたのは……「笑っちゃうくらい大変だな」です。
そもそも日本交通は今新卒採用にとっても力を入れていて、常に繁忙期なんです。若手から組織の文化を形成し、業界を担っていくことを掲げていると、自ずと熱量がこの部署に注がれていきます。
加えて、日本交通の大切な資源は9割以上、乗務員さんの売り上げで構成されいます。その売り上げの半分が会社の資金となるわけで、乗務員さんの努力の半分を恩恵に預かって企業活動をしているのです。
となるとその貴重な資源を無駄に出来ませんよね?
だから新卒採用の人間は自分でできることはなるべく自分たちでやります。
委託すれば負担も軽減されて効率もよくなるかもしれない。だけれど日本交通新卒採用担当は、陰でめちゃくちゃ動いています。

自分が学生だった時に映っていた人事は、いつでも相談に乗ってくれるし、投げかけたどんなに些細な疑問にも時間を割いて、丁寧に対応してくださりました。
だから私のイメージの人事は【いつでも学生に寄り添えるように、採用とフォローアップが中心】という印象でした。
ですが、学生さんには見えないところで事務的なことも含めてありとあらゆることを自分たちで丁寧にやっていきます。
それでも学生さん一人一人に対して決して手を抜かないから、他企業よりも大所帯な部署にも関わらず、常に人手が足りないというのが現状です。
私の仕事ぶりを友達が見て「なんでそんなに時間かけてるの?」とよく半分皮肉まじりで言います(笑)

でも私自身、振り返ってみて純粋に楽しかったですね。
あと、やりたいようにやらせていただけたなと感じています。
普段のお仕事はもちろん、企画を作ったり、全力坂をやったり…….
面白そうだね。じゃあやってごらん。フォローするからね。
と、先輩たちは伸び伸びと育ててくださりました。

現場を経験していない人事って学生さんからして頼りないよなと最初から思っていたんです。だから学生さんに「なんで自分の担当人事は現場未経験者なんだ」と思われたくなくて、目の前の学生さんが知りたいと思うことは余すことなくお伝えしなきゃって必死で情報を学生さんにお届けしていました。

けれども同期が私に言ったのは「横溝ちゃんの良さってあるし、やらなきゃよりも、学生さんを抱きしめるくらいでいいと思うよ。」でした。
そのとき思い出したのは学生さんたちからの言葉でした。
「横溝さんがいつも親身になってくれて…….」
そんな言葉たちを受け取ってきたにも関わらず、やらなきゃが先立っていたんですね。

同期の藤原君と

今まで新卒採用担当で切磋琢磨してきた同期で、私と同じタイミングで、同じ営業所に配属が決まった藤原君の書いたnoteです。藤原君は人に対しても、仕事に対しても誠実で、超がつくくらい、情に厚い男なんです。彼がどんな気持ちで巣立つのか、是非読んでほしいです。


同期や学生さんからも学んで、上司からは大切な言葉をもらっていました。
私が当時学生時代に、面接を担当したその人は私に向かってこう話していました。
「君がもし部下になったら僕は遠慮なく君を厳しく育てる。」
だけど実際部下になって彼は私に厳しくするどころか励ましの言葉をくれたんです。


入社して数週間は、周りについていけるか正直不安で泣いていた時期でした。
新しい環境で、社会人としてやっていくことが怖かったんです。
未知の世界ってワクワクするのに、いざとなると怖気づいてしまうんです。
先輩からは「横溝は障害を無視するタイプだよね」と言われましたが、確かにその通りでもあり、でも怖がりなところもあります。
上司が新入社員の私達に
「元気でやってるか?」
と声を掛けてくれた時、私は
「不安で涙が出るんです。」
と正直に答えました。
よっぽど不安そうだったんでしょうか?その上司は優しい表情で
「焦るなよ。」
と言ってくれました。

焦るな。

これからの課題でもありますね。

今後目指していること

EDSの東京観光タクシーとしてお客様をガイドすること。
お客様を行ってらっしゃいと見送るのではなくて、自分がお客様とプランを立てて、実際にガイドして直接笑顔を見ることが私のなりたい将来像です。

もともと旅行系も見ていましたが、現役乗務員さんの姿が決め手です。
インターンシップで初めて見た現役の乗務員さんはEDSの東京観光タクシーの乗務員さんでした。
休憩時間に地図を広げて勉強する姿がかっこよかったのを今でも覚えています。
「この会社に入るなら、東京観光タクシーか、企画をやりたいな」
という目標が当時からできたんですね。だから選考も進んだし、内定が出た後も日本交通に意識が向いていたんだと思います。

「マリナってこうだよね」や「向いてないと思う」という他者の言葉は私の人生に責任があるわけじゃないです。その道を進むのは自分。だったら決めるのは自分。
就活していて外部環境といった、自分の気持ち以外で意思決定に悩む学生さんにも出逢ってきましたが
「あなたの本当の気持ちは?そこで何がしたいの?」
と問いかけたいです。
時間をかければ決まるかな?と委ねていてはずっと決まらないままだと思います。入社はゴールじゃない。そこで何をしていきたいのか目標があるのであれば、挑戦しようと自分が意思を固めてきている証拠です。
その目標を実現させることが最終的なゴールに近づけると思います。あくまでも内定はスタートラインに立つ切符を手に入れたに過ぎない。

それに日本交通の人事は丁寧に学生さんと向き合っていくけれど、世の中に出たら答えやヒントをいつもくれるわけじゃないです。自分で取りに来てください。
きっと誰かの言葉で決断せず、自分なりの目的意識があったから私はちゃんとここにいれたんだと思います。

話はそれてしまいましたが、要は目標があると頑張れるということ。
そして人間は慣れないことに挑戦するとき、最も成長するということ。
私自身、営業所に旅立ってようやくそれを体現することができます。
頑張らないと。
やるからには楽しまないと。
折角この世界に飛び込んだんだもの。

ゆくゆくは企画にも挑戦したいです。
私は入社前、「焦るなよ」と言葉を残してくれた上司と、当時お世話になっていた担当人事のお二方にプレゼンをしました。

空飛ぶタクシー

物理的に車が空を飛んで……というのは法整備もありまだ未来の話ですが、ここで意味するのは【国境を超える】という意味です。
海外と日本の懸け橋になりたい。そんな想いからこの企画を提案しました。
目的は、東京の複雑なインフラをクリアしてもっとストレスフリーに観光や日本での生活を楽しんでいただくこと。
そこで駐日大使館とタッグを組んで、観光や生活の足として日本交通をご利用いただくことです。

いつか訪日で訪れるお客様が「観光ならJapanTaxi!」となるように。
「日本語も電車もバスも意味不明で、東京嫌だ…….」という想いがなくなるように。
大使館からも「移動で困ったら日本交通がいい」とお墨付きもらえるようになったら最高ですね!最終的な目標です。

そんな想いを持って、営業所へ巣立ちます。
行ってきます!

また日本交通をご利用くださいませ!


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