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「ごめんね」じゃなくて、「ありがとう」を。

「ごめんね、〇〇なんだけれど…」これが以前の私の口癖だった。会話の初めに「ごめんね」や、「すみません」とつい口にしてしまっていた。何に謝っているのか分からないけれど、とりあえず謝っときます、みたいな感じだった。

でも夫と暮らし始めた頃に、「なんで謝るの?謝ることなんて何もないよ。」と言われて、ハッとした。確かに、なぜ私は謝っているのだろうか。おそらく下手に出た方が話しやすかったのかもしれないし、とりあえず低姿勢でいれば何かあった時も多めに見てもらえるかもしれない。でも言われてみれば、何も謝る必要なんてないのだ。夫に言われて、その当たり前のことに初めて気づいた。

だからそれからは、謝るかわりに「ありがとう」と言うようにした。「食器を洗ってくれて、ありがとう。」「疲れてるのに息子の面倒見てくれて、ありがとう。」そうすると、なんだか心が温かくなるような気がした。今までは何かお願いしたり、やってもらったりするたびに申し訳ない気持ちになっていたけれど、「ありがとう」と言うと感謝を伝えられた嬉しさで、なんだか心が前向きになった。

この前、風邪を引いてしまった時に色々やってくれた夫に対して久しぶりに「ごめんね」と言ったら、また「どうして?」と聞き返されて、そんな話を思い出しました。これは、私が夫から教わった大切なことの一つ。

夫と出会ったことで、私は変わった。もっと好きな自分になれた。こんなふうに、人は人と出会って、影響し合って、成長していくのかもしれない。

これからもお互いの良いところを吸収し合って、仲良く楽しく暮らしていきたいです。


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