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『未知なるミチノサキへ〜小さな音楽会と月光町アート展〜』を終えて

2月7日~14日まで開催した「月光町アート展」
13,14日に開催した「小さな音楽会」
無事終了しました。


コロナ対策で、展示は窓から外に向けて、24時間いつでも通りがかりに見れるように、演奏は限定5名様、20分のミニコンサートに。

その中でも、街の方との緩やかな新しい出逢いや、繋がりもあり、
とても楽しい1週間でした。

ご協力、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

今日はその様子を振りかえってみたいと思います。


移り行く街をアートで表現したい

そう思ったキッカケは、この月光町をテーマとしたMVの上映会でのトークイベントの時でした。

「街にアートが自然に溶けるように存在したい。」

そんな風に思いました。
芸術と訳されるアートは、様々な技術の発達とともに、より進化し、
特別な才能や、技能が無くてもだれでも簡単に創作でき、見ること、聴くこと、感じることが容易になりました。
全ての人がアーティストとして、表現を自由にしていく時代になってきたと思っています。
だからこそ、よりその表現を活用出来る場所が街にあったら、そして気軽に楽しめたらそう思いました。

もうすぐ消える街の象徴

この街が昭和、平成、令和を過ぎても、魅力的としている象徴が、平和通り商店街です。そしてその中にある、双葉フードセンター通称市場は、時をタイムスリップしたような、東南アジアの国にありそうな、何とも言えないノスタルジーと、活気と優しさが溢れる、素敵なショッピングモール。

戦後の闇市からひっそりと発展し、この街の台所を支える象徴として、昭和のあの場所そのまま現役で愛された、大好きな場所。

この様子はMV1作目に登場します。

2021年2月28日に、多くの人に惜しまれ愛されながら、83年の歴史に幕を閉じました。

新しく始まるミチノサキから

そんな月光町に新しく出来た複合ビル、ミチノサキさん。

商店街を縦にしたような、複合的な施設を目指していられるとのことで、
テナント募集中。
それまでの間、展示をしてくれる方を募集しているとご連絡を頂き、
これは今実現するときかもしれないと思いました。

街の人とともに創る

展示会のテーマは「月光町アート展」にし、
テーマを月光町の過去・現在・未来とし、
月光町にゆかりのあるアーティストさんにお声をおかけしました。

コンサートは、展示の写真のテーマとコラボし、関連した音楽をお届けしました。

各アーティストさんの紹介は宣伝の記事にあります。


ここでは展示の様子をご紹介します。

過去パートは、再開発前の武蔵小山周辺を


現在パートは展示の時は、まだ営業していた「二葉フードセンター」


未来は、商店街で若い世代の店主が営むお店、そしてミチノサキを

絵画には月明かりの下でカーヌーンを奏でる女性が描かれています。


〈街に街の写真が溶け込んでいく姿がキレイだった〉という感想を頂きました。
美しい写真が街の街頭に照らされて、なんとも言えない美しさでした。
ミチノサキという新しいビルが、街の歴史に迎えられて、はじまっていく姿が見えた気がします。

街の人と共に楽しむ

コンサートは4つのセクションに分けて、2日間4ステージ開催しました。
全てにテーマがあり、お客様の聴きたいであろうジャンルを分けて、全て違うプログラムにてお届けしました。

①あの日の星空〜0歳からのマリンバコンサート〜
小さいお子様向けのプログラムを演奏しました。これは私が普段良く演奏しているプログラムで、本来は相方の演奏家さんがいて、一緒にリトミック的要素も入れながら演奏しています。
今回は1人で、短いコンサートとしました。

 ①星に願いを(ジャズバージョン)
 ②ホールニューワールド
 ③夜空ノムコウ
 ④さんぽ

②月明かりの街で〜ジャズ&ポップスコンサート〜
耳馴染みのあるジャズの名曲から、ポップス、絵画とコラボした、私のカーヌーンのオリジナル。そしてバレンタイン前夜とのことで、音楽好きでしたら、きっと気に入ってくださるであろう、マリンバの深い愛の曲を演奏しました。

 ①Fly me to the moon
 ②
 ③輝きの島
 ④Caritas

③愛の記憶〜マリンバで奏でる昭和のうた〜
こちらも私が普段演奏している高齢者向けコンサートのプログラムを。温泉施設などでも人気いつもならみんなで歌いますが、今回はコロナで難しいので、展示のテーマである武蔵小山の歴史から、マリンバの名曲、竹林を演奏しました。
(目黒川氾濫を食い止めるため、昔は竹の里があったそうです)

 ①恋のバカンス
 ②愛の讃歌
 ③Sweet memories
 ④ウスクダラ&月のさばく
 ⑤竹林

④道なる道の先へ〜クラシック&トルコ古典音楽〜
私の専門である曲を弾き、結構ボリュームのある内容に。
まだ何もないミチノサキのビル。ここに響かせるには最も似合うと思い、安倍圭子先生の「道」を演奏しました。道なるミチノサキへ。
 ①小さな祈り
 ②ムゼッタのワルツ
 ③トルコ古典音楽組曲
 ④道
アンコール カヴァレリア・ルスティカーナより「間奏曲」

普段、商店街で弾いている小さなマリンバとは違い、
大きくて深い音色のマリンバ、雑踏もなく優しく聞こえるカーヌーンの煌びやかな音色。また何も無い、ビルの空間位優しく響いていました。

「感動した」「楽しかった」「贅沢な時間だった」とお客様に言っていただき、
連日いらしてくださった方もいらして、
今回は小さいけれど、コンサートも企画して本当に良かったです。

MV②にて、今回の様子は登場します。

今回の展示は、街の移り変わる様子を描いた、ミュージックビデオの2作目に登場予定です。
市場の閉鎖、ミチノサキ、緩く繋がる温かい街の人々、アート。
前作に増して、温かな月光町の街の様子が映像作品としてお楽しみ頂けます。
ぜひお楽しみに☆

そして、街の展示と同時開催していた、nyancameさんのkenohiさんでの展示も同じくミュージックビデオに登場します。

どう繋がっていくのか私自身も楽しみです。
今回は映像が出来上がってから、作曲をするという初のチャレンジをします。
完成は私の誕生日である4月18日を予定しています。
私のYouTubeチャンネルにて公開予定です。

新しい街は月の光とともに

活気のある市場は無くなってしまいましたが、
ミチノサキのオープン、シェア畑、市場にあったお店の商店街のお引っ越しなど、寂しいことはあっても新しい流れが来ています。

最初のミュージックビデオ『AY』はトルコ語で月。
英語訳を「Moon of love」としました。
そして日本の名曲「荒城の月」をサブメロディーとしました。

「街の繁栄は移っても、月(愛)だけは変わらない」

https://note.com/marimbamichiko/n/n7073e8f63d88

二葉フードセンター最終日は、美しい満月が街を照らしていました。
月光町とかつて呼ばれた都会の小さな街はの新しい移り変わりの時なのかもしれません。私もここに住む音楽家として、何かまたできることがあれば、
月光町Art projectまた開催出来ることがあれば幸いです。

ご協力頂きました、アーティストの皆様、
コロナ禍の中、イベントを開催させていたただいたミチノサキの皆様
ご参加いただいた皆様、展示させていただいたkenohiさん。
本当にありがとうございました。

Special thanks☆
ミチノサキ・kenohi・平和通り商店街・二葉フードセンター・焼き鳥屋さん
四宮さん・福田茜さん・塩見翼さん・みほこさんファミリー・月光舎さん
hishiki daisukeさん(武蔵小山不動産)・まえだいちろうさん・ヤマモトサヤカさん・banakoさん・nyancameさん・その他たくさん街のみなさん
見にいらしてくださった皆様😍

YouTubeにてお会いしましょう♪



アーティストさん、ミチノサキさん、kenohiさんと。
「大人の文化祭」みたいですっごく楽しい1週間でした☆

本当にありがとうございました。

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