マレーシアで菊の節句：2021年9月9日（菊の節句）

マレーシアで暮らし始めてからハーバルティーをよく飲むようになった。そのおかげか風邪しらずでこれまで元気に過ごせている。

私の元々のマレーシアのイメージは南国で飲み物は炭酸や甘いコーヒーだったのだけど、街中には漢方薬を売る薬局もあり中華的な文化も根付いている。

9月9日は菊の節句。重陽の節句（ちょうようのせっく）とも呼ばれる縁起の良い日だ。

調べていると菊の節句は中国伝来、縁起の良い陽数が連なる日のお祝いで不老長寿や子孫繁栄を願う行事を行う日だそうだ。

菊は邪気を払う効果があるとされており、菊の節句には菊の花を鑑賞しながら食用菊を浮かべた菊酒を飲むと言う行事もある。

私はお酒をしばらく飲んでいないので、今朝はムルクと一緒に漢方薬店で買った「菊花茶」を淹れての菊の節句。

菊花茶には乾燥させた菊の花の他にもナツメやゴジベリー、金柑や牛蒡などが入っていて、お湯を入れると氷砂糖が溶けてほんのり甘い。

ムルクは不思議な匂いがしたからか、ずっと菊花茶を淹れたコップの湯気をフンフン。

菊花茶の香りに包まれた優しい朝だ。