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▪︎BOOKレビュー:転職の思考法

私の「転職」経験

「転職する」というと、
どこかネガティブなイメージがつきまとう。

私も、新卒から5年間勤めた会社を辞めると決める時
とてもとても不安だったことは、
今でも覚えています。

いわゆる、
「大企業」で「有名企業」だっただけに。
 
・自分が能力がなくて
逃げているだけなんじゃない?

・大きな安定企業にせっかく入ったのに
もったいないのでは?

・置かれた場所で咲けない自分は
「仕事がデキナイ」人間なのかも
 
という風に、自分を責めていた。


これは多分、私だけじゃないと思う。
  
キャリアコーチをしていると
現状にモヤモヤしながらも
一歩が動けなくて
漠然とした不安を抱えながら
毎日通勤している女性の相談は、実に多い。
    

「転職を繰り返す=履歴書に傷がつく」

みたいな言い方を
未だにする人もいるくらいだから。
   

  
いま、私は
大手企業 → ベンチャー に転職して
本当に良い選択をしたと思っているけれど
  
なぜ、転職する際に
あんなに不安だったのか
という部分は
ずっと、答えが見つかっていなかった。
 
そんな時、この本を手に取る機会がありました。
   
 

『転職の思考法』が教えてくれたこと

     

『転職の思考法』を読んで思ったことは
転職 につきまとうネガティブなラベルって
ただただ、働くことの本質を真剣に考えていない人たちの
思考停止なイメージの集合に過ぎないのかも。
ということ。
   
なんとなくみんながそう言うから、
そんな気がする。
みたいな。

少し前で言うと


ビットコイン?
 → え、危ないよ!みたいな。
 
  
もったいないよね。
そんな世間が作り上げたラベルに左右されて
あなたにとっての
本当に正しい選択が見えなくなっちゃうなんて。
     
   
『転職の思考法』のメッセージは
  
転職はネガティブな選択どころか
個人は 転職という選択肢を持つことで
より自由になれるし、
  
企業側はそんな個人を惹きつけるために
魅力的であり続けようとするから
社会にとっても良いことだ。

  
という主張。
こんな考え方は初めて聞いた。
とても面白くないですか?
        


働くことの本質って。  


恥ずかしい話だけど、
私こそ、この本を読むまでは
働くことの本質が何かなんて
よく分かっていなかった。
   
そんな中で
本に書かれていたことを読んで
少しだけ見えてきた。
  
========================
会社で働く・給料をもらうというのは、
「自分」という商品を会社に売り、
会社がそれを買うから発生している。

雇用とは一つの取引でしかない。
自分を商品として考える。
あくまで、売り込んでいるのは君なんだ。
========================
  
そう考えると、
別に転職をすることは
弱いことでも、恥ずかしいことでもなんでもなくて  

ただ、自分という商品を、
取引するお相手を変えるだけ。
 
  
もし今の場所で成果が出ていなかったとしても
それは、自分の提供できる価値が
現在の取引先が必要としているものと
マッチしていなかっただけ。
   
と考えればいい。
   
  

では、
個人が転職という選択肢を持てるようになるには
どうしたらいい?
  
それは、
市場価値を高めること」!
  
  
この本では、
「市場価値を高める」方法を
丁寧に、解説してくれている。
 
詳しくは、
ぜひお手にとって^^


この本からシェアしたいこと!

  
ここでは私が印象に残っていて
皆さんにもシェアしたい点を3つ
お伝えしますね。
  

1)自分の職業人生は「設計するもの」と考える
働き方=生き方だと考える
市場価値、マーケットバリューを高め、いつでも転職できる状態に
市場価値とは・・・
今の会社の中での価値ではなく、世の中から見たあなたの価値。値段。

2)これから目指すべきは「替えのきかない存在」
組織が個人を守ってくれる時代は終わった。
(古き日本型雇用の崩壊)
これからの時代に強い人というのは・・・
替えのきかない存在になること。
自分のキャッチコピーは?どんなラベルを貼る?
最初は理想でも良い。プリテンドして、合わせていこう。
  
3)仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろう?
好きなことをやっていくことが、生存確率を高める
そんな時代が来ている。
  
でも、「心からやりたいこと」がない人も、
不安にならなくて大丈夫。
  
理想の「being」なら見つかるはず。 
何をするのか、ではなくて、
「どんな人でありたいか」「どんな状態でありたいか」
これを考えたらいい。

   
仕事が楽しいのは、選ばれた人間だけの特権なのでは?
というのは、思い込みであることが多い。

 
 
最後に、メッセージ

  
この本を読んで
私から仕事に悩む人たちへの
メッセージを言うとしたら・・・
    

いま、現状に満足していなくても
自分が能力を発揮できていないと感じても
大丈夫。
  
必ず、もっと輝ける場所があるから。
  
  
でもね、その時に間違ってはダメ。
  
それは、いまの会社の文句を言って
なんとなく、現状をやり過ごすみたいなこと。
  
「こんなブラック企業だから辛いんだ!」とか
「目指したいような、大した人間がいない!」とか
「労働の割に給料が見合わない!」とか
  
そういうことを言っていては
何も進まない。 
    
   
現状を変えたいな、と思ったら
北野さんのお知恵を借りて
こう問いかけてみて。
 
「自分の市場価値を高めるために、何ができるだろう?」って。 

そしてそんな問いに、
『転職の思考法』が、そっと寄り添ってくれるから。

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