「お金×教育×健康」を柱に、やりたいことをコツコツと叶えていく
役員、会社員、派遣社員、パート・アルバイト、個人事業主、フリーランス…。さまざまな働き方があり、それぞれにメリット・デメリットがある中で、働く読者の皆さんはどんな選択をしていますか?
家庭との両立、収入、働く目的など、状況や仕事に対する考えに応じて雇用形態を選んでいるのではないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、転職に伴って会社員から個人事業主になったmisuzuさんです。
misuzuさんのキャリアデザインにおける姿勢を深掘りしていくと、そこには近未来の日本経済を見据えた考えとビジョンがありました。
「うまくいかなかったら会社員に戻ればいい」という気持ちで会社員から個人事業主に転身
Q1 misuzuさんの現在のお仕事を教えてください。
保険代理店に所属し、個人事業主のファイナンシャルプランナー(以下、FP)として働いています。お客様のライフステージの変化や新たな挑戦にともなって必要となるお金まわりのご相談を受けたり、定期的な資産運用の状況確認、見直しなどを行なったりしています。
Q2 FPになるまでどのような道を歩まれましたか?
大学を卒業後、大手の保険会社に入社しました。30歳になった節目で会社員から個人事業主へ転身しました。
Q3 会社員から個人事業主への変化で不安はなかったですか?
もともと個人事業主という働き方への憧れがありました。不安もあったけど、ワクワクのほうが大きかったです。「せっかく転職するのであれば、転職する意味を最大限に出すため、やりたかった個人事業主の道を選んでみよう」と自ら決断しました。
会社には属しているけれど、成果に応じて給与が変動するフリーランスに近い働き方をしています。会社員とは異なり、自分の実力で勝負する厳しい世界ですが、「うまくいかなかったら会社員に戻ればいい」という気持ちで挑戦し、気づけば個人事業主5年目になりました。
Q4 個人事業主として生き抜くために努力していることはありますか?
FPと一言でいっても住宅ローン、相続税、資産運用など幅広いお金まわりの知識が必要です。お客様と対等に話し、幅広く提案できるように、常に勉強しています。
また、複数からの収入源がある働き方に憧れがあり、新しい分野の勉強もしてみたいと思い、SHElikesを受講しています。
雑誌を定期購読するような感覚でSHElikesを活用
Q5 SHElikesではどんな勉強をしていますか?
入会当初はマーケティングに興味を持ち、そのコースを中心に受講しました。受講してみて感じたことは、マーケターとして仕事を獲得するには企業に属し、マーケターとして修業と実績を積まないと副業で未経験からの受注は厳しいということです。
かといって、現職を手放してマーケターになろうとは考えていないので、得たマーケティングの知識や考え方を今の仕事や副業に活かしています。実際にコンテンツマーケティングコースで得た学びは、coconala*の運用に役立ちました!
また、デザインは早々に自分には向いていないと感じましたが、この世の中にはCanva*という便利なツールが存在し、1からデザインを作らなくてもデザイン性の高いスライドやSNSクリエイティブを作れることを知りました。これも大きな収穫の1つです。
Q6 SHElikes卒業のタイミングは決めていますか?
ゴールは決めていないです。SHElikesは、雑誌を定期購読し世の中のトレンドを掴むような感覚で活用し、私が学ぶことに必要な自己投資の1つだと捉えています。受講以外にも、コミュニティの運営やイベントの企画運営などを経験してきましたが、まだまだ活用しきれていないと感じています。SHElikesにはもうしばらくお世話になる予定です。
あくまでも私のアプローチ方法は「お金」
Q7 今、misuzuさんがやりたいことはありますか?
保育士や先生など子どもに携わる教育者向けの金融教育コミュニティの運営と、FPとコーチを掛け合わせた伴走サービスを展開したいです。「お金×教育×健康」は私の柱ですが、これらはそのうちの「お金」と「教育」に関わる独自のサービスです。
そのサービスを展開するにあたってはMy Brand Compass*を活用しながら、サービスの信念や志、コンセプトなど言語化してきました。しかし、考えているだけだと行き詰まって前進しないので、とりあえず走らせてみることにしました。4月中に試運転を開始できるように準備中です。
Q8 金融教育の対象者がなぜ、教育者なのでしょうか?
私はこれまで金融の分野でキャリアを築いてきました。個人事業主の働き方を活かして、金融以外の分野にも幅を広げて仕事したいという漠然とした思いを抱えており、その思いを深堀りしていくと子どもの教育の分野にも関わりたいことに気づきました。
教育や福祉の現場に視点を置くと、先生や保育士たちの長時間労働や低賃金などが社会問題となっています。
子どもたちが心豊かな大人たちに囲まれた環境で育つよう、幼少期の子どもたちと関わる時間が多い先生や保育士の皆さんには特に心が豊かな状態であってほしいと思っています。
心が豊かであると同時に、経済的な豊かさも大切ですが、FPに相談したとしてもお給料が上がるというわけではありません。
ただ、生きる上でさまざまな決断をする際に選択肢があることを知っていることや視点を増やしておくことで自分の理想の進路選択がしやすいと感じています。
そのための一つの手段として、正しいお金の知識が身につくよう、私はFPとしての経験や知識を教育者の皆さんに提供したいです。また、そうすることで間接的に子どもたちの教育に関わり、日本の子どもたちが世界に通用する人材になる手助けをしたいです。
Q9 コミュニティに所属するための方法や簡単な概要を教えてください!
すでに保育士の知人たちにお声がけしており、少人数でもスタートしていく予定です。メンバーはオープンに募集し、コミュニティに興味を持っていただける方は大歓迎です!
勉強会は1回あたり45分構成です。前半15分は毎回テーマを決めて話し、その後質疑応答、ディスカッション、10分は交流タイムといった流れで進めていこうと考えています。
楽観的に捉えて常に挑戦し続けたい
Q10 misuzuさんの柱である「お金×教育×健康」の今後の展望を教えてください!
「お金」という本業FPで培った経験と知識を活かして、教育や健康分野でも貢献できたらいいなと思っています。
健康分野は、まだ具体的なアクションを起こしておらず、頭の中で構想を描いているだけの状態です。料理や栄養に興味があるため、食の面から地域の企業や健康経営に携わったり、お弁当屋を経営したりしたいです。
会社員から個人事業主の道を選択するとき、「うまくいかなかったら会社員に戻ればいい」と考えたように、起きてもいない出来事に対して不安になったり失敗を恐れて行動しないままでいたりするよりも、「まずは行動する」「考えるべきときに考える」と常に楽観的に挑戦し続けたいです。
【編集後記】ワークシートがつないだご縁
misuzuさんとは、misuzuさんが運営に携わっていたビジネス系のコミュニティイベントに筆者が参加したことが出会いの始まりです。それぞれのビジネスプランを妄想し、ワークシートを共有したことでつながりました。
「そこは今悩まなくてもいい」「悩むべきときに悩めばいいから、とりあえず行動してみようよ」という前向きな言葉に、いつも元気とパワーをもらいます。その姿勢を大切に、やりたいことを形にしていくmisuzuさんを応援しています!
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