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【詩】「愛と哲学」(大川隆法「青春詩集 愛のあとさき」より)

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

私の記事では、大川隆法先生の累計3500回の法話、3100冊以上の著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。


大川隆法先生が大学時代〜20代の頃に書かれた青春詩集、「愛のあとさき」。


今回はこの詩集の中から、「愛と哲学」をご紹介していきます。

それでは、よろしくお願い致します🌟



「愛と哲学」


独りで

いたいと思うことがあるのです

けれど

哀しきかな

愛は独りにはしてくれない



かつてわが身であり

いまは他人となった

ああ

わが魂の片われよ



独りで

哲学者として生きてゆきたいと

理性のわが身は切実に思うのです

なのに

ああわが魂の片われよ

汝の幻想は

わが哲学空間に去来してやまず



愛は引きつけ合う力

愛は結びつける力

一体誰が

こんな力を発明したのか

この目にみえぬ力は

引力のような力ではなくして

磁力のような力でもって

わが身と

わが魂の片われの魂とを

引き寄せてやまない



人類への愛のために

築かんとするわが哲学空間

この哲学空間を

ねじまげんとする

ああ

この夢幻の力よ



わが愛は

かかる小さき愛にあらず

わが愛は

大海をも

宇宙をも吞み干す

大いなる愛



魂の片われよ

しばし汝の磁力をとめよ

私が地球儀を

くるりと一回転させる

その日

その時まで



〈感想・気づき〉

大川隆法先生といえば、大変な読書家で知られています。

3100冊以上の著書を書かれるのに、一体どれほどの読書をされたのだろう……といつも驚きを禁じえません。

おそらく、書かれた本の10倍以上の本は確実に読まれていたのではないかと思います。

自宅兼仕事場の一角には、読了した本を集めた図書館ができてしまい、その図書館をぐるっと散歩して回るのが日課だったとのこと。

散歩というからには、おそらく回るのに15分以上はかかる図書館……一体どれだけの蔵書があったのか、気が遠くなりますよね。

そんな先生ですから、学生時代から、狭い寮の一室にもかかわらず、至る所に本がうず高く積まれていて、床が見えないときもあったそうです。笑

※読書家・大川隆法先生の伝授する本の読み方はコチラ↓↓



哲学者として独りで生きていきたい。

そう思う日も多々あったでしょう。

一人静かに本と対話しながら、思索を練ってみたいと思う先生。

ところが、悲しいかな、「愛は独りにしてはくれない」


うん?これは何かな?と言いますと……

おそらく、片想いしていた晶子さんですね🥰笑

先生だって青年期ですから、勉強している間にも、好きな女性が気になるときもあったのでしょう。

「わが魂の片われよ」

と呼び掛けてしまうあたり、ロマンチックです🤣🎶笑


「ああ わが魂の片割れよ

汝の幻想は 

わが哲学空間に去来してやまず」


好きな人のことが頭によぎり、勉強に集中できない……のかな?😭


「愛は引きつけ合う力

愛は結びつける力

一体誰が

こんな力を発明したのか」


愛の力を発明したのは、おそらく神様ですね💖

好きな人を愛する時、お互い引き寄せ合う力、結びつける力が働くのは皆さん感じていることだと思います。


人類愛のために、思想を練る時間・空間を捻出したいのに、わが魂の片われは、自分の哲学空間を捻じ曲げようとしてくる……!


しかし、先生が追及したい愛は、特定の男女間の愛ではなく、

宇宙をも飲み干す大いなる愛。

すなわち、人類愛を目指そうとされているのでしょう。


だからこそ、

「魂の片われよ

しばし汝の磁力をとめよ

私が地球儀を

くるりと一回転させる

その日

その時まで」


つまり、

「自分が大いなる悟りを開き、人類を導く愛を完成させるまで、待っていてほしい」

と晶子さんに呼び掛けているのではないかと思われます。


このような哲学的な詩にすら出てくる彼女の陰。

一体どんな人だったのか、気になる……!

と言う方は、ぜひ、過去記事の方もご参考になさってくださいね🌷


さて、このあたりで詩から学び取れる気づきを。

私たちの誰もが、先生のような深い内面を掘ることには到底及ばないでしょう。

それでも、勉強をしたり、将来のための思索を練る時に、好きでたまらない異性がいたら、集中力が欠け、妨げになってしまうことはあると思います。

その感覚を

「わが哲学空間をねじまげんとする」

と表現するか否かは置いておき(笑)、誰もが何らかの形で通る悩みなのではないでしょうか。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

孤独のうちに思索を深める時間と恋の時間。

相反する時間をどのようにバランスを取っていくか迷う先生の姿に、共感する方は多いのではないかと思います。


まずは学びによる自己確立!

その上で、しっかりと優先順位をつけつつ、大切な人との愛の時間を取っていけるといいですね🌷


皆さんのnoteライフにもお役立ちいただければ幸いです。

最後までご覧下さり、誠にありがとうございました🌟


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