「柔和忍辱の心」(大川隆法「心の指針」より)
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の累計3500回の法話、3100冊以上の著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「柔和忍辱の心」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。
「柔和忍辱の心」
人は勉強すると頭が良くなる。
頭が良くなると鋭くなって、
他人の欠点を責め立てるよになる。
善悪を裁く目も、
智慧が増して厳しくなる。
誰もが経験する、
「よくあること」なのだが、
この轍(わだち)に、いったんはまり込んでしまうと、
そこから出るのは困難だ。
「プライド」が許さないから、
自分の生き方を変えられないのだ。
そして人間として冷たくなり、
他人がついて来ない理由が分からなくなる。
こうして、
努力している自覚はあるのに、
リーダーとしては限界が来る。
だから知っていてほしい。
学べば学ぶほどに柔和になることの大切さを。
心が堅くなるだけでは、
多様な人々を愛することができなくなる。
また、耐え忍びの心、
忍辱の心を養わなければ。
他人の批判に耳を傾けることもなくなるだろう。
それは、修行しても、
あなたの進歩が約束されないということだ。
柔和忍辱の心を持つということは、
あなたが弱くなるということではなく、
強くなるということなのだ。
(大川隆法 心の指針172)
〈感想・気づき〉
私たちは勉強すればするほど、視点が鋭くなり、他人の欠点が気になって仕方がない時があります。
知らず知らずのうちに、相手を裁いてしまっていることもあるでしょう。
元々はそんなタイプではなかったとしても、一つの道を突き詰めていくうちに、自分の実力を磨きつつ、他者を切り落としていく……。
そんな人間に成り下がっていく危険性だって十分にあります。
特に、受験の競争社会のなかでは、他人を蹴落としてでも自分がのし上がりたい!という気持ちに陥ることもあります。
仕事においても、自分ができるようになればなるほど、できないタイプの人間が許せなくなり、いつもきつく当たってしまったりします。
でも、これらはすべて、自分の器が小さいからこそ、起きている状況なのではないでしょうか。
他人の欠点が気になる、できない人を批判したくなる……。
こういう時は、実は自分の実力が少しだけ相手を上回っている時に多い、と教えていただいています。
ちょうど実力を伸ばして、周りを抜いていく時に、周囲の問題点が手に取るように分かるようになるそうです。
ただし、この段階では、まだまだ半人前。
本当に成功した人は、周りの人の仕事ぶりにいちいちクレームを入れたくなるようなことはありません。
むしろ、成功者特有の大きな器で、全体を受け止めてくれていることも多いです。
「才」を磨く時代から、「徳」を備える時代へと、ご自身の段階が上がっているのかもしれませんね。
私たちが真の成功者・リーダーになるためには、自らの「才」を振りかざすだけでは十分ではありません。
学べば学ぶほど、柔和な心を大切にし、他の人を愛で包み込めるような人を目指していきたいものです。
また、優しく穏やかな姿勢を保ちつつも、自らは様々な苦難を耐え忍ぶことのできる状態、これが「柔和忍辱の心」の持ち主の基本的な状態だと思います。
何年かかっても、少しづつ努力を重ねて行けば、「柔和忍辱の心」を持った大器になっていけるはずです。
そして、批判にも耳を傾け、そこから改善点を見い出すことで、人は無限に進歩していける。
無駄なプライドは捨て、柔軟に対応する柔らかな心を持ち続けたいものです。
私もまだ至らないところだらけで、なかなか難しいところですが、皆さんとともに、少しずつ自分を鍛え、心の器を広げてまいります。
「柔和忍辱の心」、この言葉を大切に、一日一日を過ごしてまいりましょう!
今日から新生活をはじまる皆さんにも、沢山の実りがありますように☆彡
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました🌟
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