ピアノのデジタル楽譜はあり?

ピアノが趣味になって早くも一年数ヶ月。毎日が一変しました。53歳で40年ぶりの再開ですがこんなにハマるとは自分でも予想外。折に触れてnoteにも書いてきたとおりです。

先週はショパンのワルツの三曲目が仕上がってきて、次に弾く曲を楽しく選ぶ毎日です。バッハのインベンションを基礎から習おうかと考えていたら「らららクラシック」という番組でタイムリーに取り上げられてその楽譜の奥深さに感動。

ほかにもグリーグの北欧の美しい森のようなピアノ曲やあこがれのドビュッシーの「月の光」、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」なども視野に入ってきました。(難易度のバラツキは置いておいて)いつか娘にリクエストして弾いてもらおうと楽譜を買っておいた名曲を自分が弾けるようになるなんて、習う前は夢にも思っていませんでした。

要はその曲がどれだけ弾きたいか、だけと言うことがわかってきました。譜読みの基礎はだいぶできてきたらしい。最近はYouTubeもあるので楽譜を見ながら演奏を聴くと弾けるようになるまでの時間が短縮されます。

もちろんうまくは弾けません。誰にも聞かせたくないほどの下手さだと自覚しています。それでもできなかったことが少しずつできるようになるということだけでも嬉しいものです。

思い出すのがアメリカ滞在中に大人のピアノを楽しんでいるサークルのリサイタルに行った時のこと。小さなホールでリタイアした男女が思い思いの曲を生き生きと披露されていたのですが、その時の皆さんの楽譜がデジタルだったのです。ページをめくるときは何やら足で踏んでおられました。さすがデジタル先進国、ご老人も大したものです。

だんだん楽譜も増えてきて、(新しいものを手にするときの喜びは大変大きいのですが)これがタブレットにすべて収まってしかもページをめくるもどかしさがないならいいかも。調べたところ最近のipad proは何とウインクしたら次のページに行く機能がついているらしい。ついていけない、技術革新に!まだ電子書籍になじめない私がデジタルの楽譜に挑むのは無謀か。

昨年はパソコンデビューを果たしました。家族のパソコンにヤドカリするのを卒業して自分専用のパソコンを買ったばかり。noteを書くのに、FP試験の勉強になかなかのパフォーマンスです。

でもパソコンをピアノの譜面台に立てられるはずもなく、楽譜をみるなら新しいタブレットが必要。しかも大きな方が見やすいので買うとしたらiPad proの12.9!実際このタブレットで譜面を見ているミュージシャンは日本でも増えているらしい。

家には古くなったiPadminiならあるんですけどねえ。もし大きなiPadが来たら電子書籍にも移行していけるのか。昨日は近所の家電量販店に行って実機を手にしてみましたが購入には至らず思案中。今でもスマホとpcで情報過多だというのに新たなデバイスがやってくるとわたしの小さな脳の許容量を軽く超えそう。手持ちの楽譜を弾きつくしてからでも遅くはない。いったん頭を冷却した自分を褒め称えよ。

54歳の挑戦はまだまだ続きます。



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