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石垣で会った人々

沖縄はまったくせかせかしていない。

お墓も大らかなサイズ。

家の外壁もいつから塗り直していないかよくわからないけど誰も気に留めていないようだ。

竹富のレンタサイクルショップのおじさんは自分たちの頃は小学生が6人だったのに今は30人近くに増えて嬉しそう。

おっとりしているようでコロナ対策にはとてもとても敏感だ。竹富はまだ1人も患者が出ていないという。

天気予報が外れることに文句を言う人もいないのか、雨のはずがほぼ晴れた。灯台近くで会ったおじさんはいつもこうだと言う。

そのおじさんが私に

「こっちの人?」

と聞いてこられて、

「いいえ。」

というと

「内地からね?」

なんだか石垣住民になっていいよと言われたようで嬉しい。

おじさんは石垣の人ということで

「なんのお仕事なさってるんですか。」

と聞いてみた。

「マンゴー作っとんのよ」

「マンゴー!いいですね〜旬はいつでしたっけ?」

と伺うと7月とのこと。

「7月以外は何されてるんですか?」

と素朴な疑問を発してみる。

「こうして毎日暇さ」

もうお伽話の世界です、都会から行くと。

小学生のお嬢さんがおられたので、またまた質問してみた。

「お父さんのマンゴーは美味しいでしょ。他には石垣で何が美味しい?」

「パイナップル!」

あはは。南国フルーツね!

楽しくおしゃべりして別れました。

着いた時にレンタカー屋さんで働いてたお兄さんも楽しかったなぁ。ネットより地元の人の口コミと思って

「夕ご飯のおすすめのお店、どこかありますか?」

と聞くと

「ミサキチョウの〇〇ってあるんですよ〜」

ふむふむ、耳寄り情報か?

「そこでボク、夜はバイトしてるんですよ〜」

がはは。それを聞きたいわけじゃなかったんだよね…参考までに聞いときました。

羽田から来た観光客ですが、こんなに気軽に人に話しかけるおばちゃんって中身は普通に関西人やんって自分でツッコミながら旅しました。

これ以上話しかけたら変な人認定されそうなので今日はこれだけ。

皆様良い一日をお過ごしください。

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