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それでもやっぱり料理は愛だと思う

今年印象深かったことの一つがポテサラ論争です。夕方のスーパーのお惣菜売り場でポテトサラダを買い物かごに入れたベビーカーを押した若いお母さんに、よそのおじいさんが「ポテトサラダくらい家で作れ」とか言ったことを書いたツイートに世論が反応したのでした。

ポテトサラダ、作るのはちょっと手間です。じゃがいもを茹でてから皮を剥くのか、ピーラーなどで皮剥いてから茹でるのか、はたまた電子レンジにかけるのか。そして冷ます時間も必要です。それぞれのおうちに流儀があるでしょうけど我が家はハム、キューリ、玉ねぎが必須で、ツナや人参やセロリ、りんごが入ることもあります。その昔、お料理上手なおば様が「必ずお砂糖小さじ1は忘れずにね」とおっしゃったので長年守っています。

バランス良い食卓にしたい、品目も色々使いたい、家族が喜ぶものを揃えたい、でも時間がないということは毎度のこと。幼児のいるおかあさんがポテトサラダを買い求めるのはわたしにはよく理解できます。我が家はマヨネーズの量が気になるのでお惣菜として買うことはあまりしていませんが、きっと定番商品。

子どもをほったらかして料理に専念するのもかわいそうな気がするものなんですよね。『おかあさんといっしょ』とか見せておいてぱぱっと台所仕事を済ませていた日々が甦ります。実際離乳食が終わってこれがエビフライ、とか煮込みハンバーグ、とか名前のついたメニューをやっと作れるようになった頃には上の子が塾に行って家族が揃わない。みんな塾も必要なくなる頃にはバイトやサークルや部活やらで食卓を囲む時間がない。要するに思うようにいかない食生活でした。コロナ前まで。

それがなんと家族の揃う日の多いことよ!お料理に精出すことが増えました。この冬はお野菜が安いので助かります。白菜は常に野菜室の場所を取っています。ライン友とも白菜料理のレシピ交換。お鍋でもスンドブ、牛乳カレー鍋、「赤カラ」の出汁を使ったものなどたくさん出て来ました。白菜のグラタンも栄養士のお友達が教えてくれました。皆家族のためにお料理しているようです。

たとえ目玉焼きでもホットケーキでも気が緩むと好みの焼き加減にならなかったり焦げたりします。食卓に彩りや栄養を考えたお皿が並ぶのは当たり前ではありません。買って来たものでもそれは同じと思います。今は家族のためだけどいつかは自分だけのための食事になるかもしれないけれど愛情こめて用意したいと思います。

今年もあと4日ですね。気持ちよく新年を迎える準備をしたいです。皆様も美味しいものを食べて良い1日を!


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