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おんぷの会ミニコンサート

友人と2人で始めたピアノを聴き合う会が発足して回を重ね、メンバーが増えて9人となり、名前まで「おんぷの会」に決まって昨日賑やかに開催されました。

参加者のうち3人は関西から、1人はチェロ、1人はフルートと当初思いも寄らなかった発展ぶりに感慨深いものがありました。私の娘以外は全員同級生。50代も終わろうかという面々です。

いよいよ始まります。

いつものようにピアノの演奏順はあみだくじで決まっています。ドビュッシーの「月の光」、ショパンのバラードやワルツ、メンデルスゾーンの「春の歌」などのクラッシック中心ですが今回は弾き語りを披露してくれる仲間もいて、竹内まりやの「いのちの歌」とAIの「believe」の歌詞に聴き入りました。

2番目に弾いた娘は春から多忙を極める社会人になって家にほとんどいませんが、どうにか仕事をやりくりして退社後にレンタルスタジオで以前教わったショパンバラード1番をブラッシュアップして披露してくれました。譜めくりだけでもドキドキしたごきげんママ♡です。

くじで3番目になった私はまず娘との連弾、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」からスタート。まあまあ落ち着いて弾けました。この曲はこの日ここにいない友への祈りを込めて練習したものです。

次いで長く練習したショパンのワルツ3番を繰り返し省略して演奏。こちらも実力通り。この会に友人と集えることに感謝を込めて弾きました。

最後にnoteで教えてもらった日本のうたの楽譜で「夕焼け小焼け」の素敵なアレンジを弾きました。ほぼ独習で、離れた音や音の数の多い和音を指に覚え込ませてメロディが浮き立つように、滑らかに弾けるまで練習して、ふるさと奈良の夕焼けを思い描きながら。

わたしの後にも友人たちが習い始めたソナタやチェロの独奏、チェロフルートピアノのアンサンブルとそれぞれが半年かけて準備した曲目を精魂込めて奏でてくれて胸が熱くなりました。

奇しくもこの日は母の誕生日で、新幹線に乗って聴きにきてくれたので娘が「ハッピーバースデー」を弾いてお祝い。コロナやなんやで10年ぶりの上京になりましたが大勢に祝ってもらって良い日になりました。

この年に2度の「おんぷの会」を通してこれから長く同好の友と豊かな時間を過ごせそうでとても嬉しいことです。

基本、聴くだけの参加はなし。たくさん練習してもなかなか本番で思うようには弾けないそのもどかしさまでも共有できることが良いところと思っています。芸術の秋、音楽を通して素晴らしい仲間と再会できました。

秋がいっときに進みましたね。皆様ご体調にお気をつけてお過ごしください。

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