ショパンノクターンの譜読みに取り掛かりました
今年に入って2月も10日。私の今年のピアノの予定はショパンノクターン8番と、ベートーベンの悲愴の1楽章の2曲を弾けるようになることです。
年末から教わっていたツェルニー30番の14とシューマンの『見知らぬ国々と人々』がやっと上がってノクターンの譜読みを始めました。気がついたら一月は同じくシューマンの『トロイメライ』と私には難しいバッハのフランス組曲の5番の合わせて4曲を1時間のレッスンで教わる、という詰め込みようでした。
どんなところで苦労したか振り返ってみたいと思います。
まずはツェルニーから。
とにかく32分音符が並んでいるので実力以上に速く弾きたくなるのをコントロールしないといけません。最初からフォルテなのですが、一音目にアクセントがつくと幼稚な演奏になります。入りは全音フォルテで、3行目のスフォルツァンドの一音目を強調するようにしました。
クレッシェンドという言葉は小学生の時から知っていましたが、その始まりを小さくすると効果的だったり右手だけでなく左手も徐々に大きくすると良いということを今更教わったのもこの曲です。また、先生は最後の最後の小節まで一切気を抜かれないので最後の5つの和音のテンポにもご注意がありました。2回前のレッスンで上がった時はなかなか達成感がありました。
写真が私の性格同様歪んでおりますがご容赦ください。この易しめと評価されることの多いシューマンもそんなに簡単ではありませんでした。メロディラインを常に大切にして、親指の音は極小で。3段目は左手がメロディで余計に難しい、そしてとても綺麗なパートです。子守歌のようにそーっとそーっと弾けるように心がけました。
ようやく上の二つが終わり手持ちがトロイメライとバッハのフランス組曲になりました。
多くの人に親しまれているこの曲はあまりピアノが好きだったとも言えない上の娘が中学生の頃弾いていたものですが、50代の私が弾いてもなかなか手強いのでした。とにかくフレーズのなかで途切れないように繋げるだけでも大変。メロディを大切に控える音は遠くから聞こえてくるように。繰り返しが多いので退屈しないように曲の山場を作ることが今週の課題です。
色々なピアニストが弾かれているバッハのフランス組曲5番もとても美しい曲です。先生に朗らかに、と言われるのですが私のレベルでは朗らか、が難しい。ミスを減らそうと丁寧に弾くと縮こまった音になるし元気に弾くと騒々しくなったりレガートではなくなったり。伸ばす音、伸ばさない音の区別も細かくてそれが声部になるわけです。鋭意努力中。
そしてようやく、ようやく本年度の挑戦のノクターン8番の譜読みに入りました。確かショパンコンクールで沢田蒼梧さんが演奏されて印象に残った憧れの曲です。まだまだ私のピアノの旅は道半ば。毎日を豊かにしてくれる時間です。
皆様もどうぞ良い週末をお過ごしください。
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