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ライティング力向上を妨げるNG行為

みなさんこんにちは!
留学先でも役に立つ英語力を身につける
IELTSコーチのまりえです!


IELTSの学習は進んでいますか?
3月もすでに7日目。日々、英語学習ができることに感謝して、少しでも昨日の自分を越えられるように積み上げていきましょう。


今日は、英語のライティング学習におけるNG行為についてお話しします。
ライティングは4技能の中でも難しく、上達に時間がかかる人が多いです。
そして、点数が伸び悩む人の勉強法にはいくつかの共通点があります。

あなたも当てはまっていないか、チェックしてみてください!



最初から時間を測って解いている


点数が伸び悩む人の多くが、実践的なテスト対策として、学習初期段階からタイマーを使ってライティング練習を行っています。

IELTSでいうと、Task1を20分、Task2を40分以内に解こうとすることです。

しかし、学習初期段階から時間内に解こうとすると、ライティングスキルの基礎がまだ固まっていないのに、時間に追われて、質よりも速さを優先する傾向に陥りがちです。

時間をかけても良い回答が書けないのに、制限時間内に書き上げられるはずがありません。

まずは、Task1は150 words以上、Task2は250 words以上、きちんとプランニングから書き上げまでできるようになってから、時間を測って取り組みましょう。


模範解答を丸写ししている


点数が伸び悩む人の多くが行なっている学習方法の2つ目が、模範解答の丸写しです。

なぜこれがライティング力アップに効果的ではないかというと、模範解答の書き写しは「脳に負荷がかからないインプット」だからです。


これは、参考書に蛍光ペンで下線を引くようなもので、脳が思考停止状態でもできてしまいます。さらに、手は動かしているので「やった気になってしまう」勉強法なのです。


じゃあ模範解答は全く意味がないのか?といえば、そういうわけでもありません。


模範解答は、以下のステップで活用してみてください。

◆キーワードを抜き出す

◆筆者のアイデアを書き出す

◆上記を参考に、自分で書く

◆書いたものをチェックしてもらう

◆筆者のアイディアを批判的に捉えてみる(余力があれば)

それぞれのステップを詳しくみてみましょう。


キーワードを抜き出す


まずは模範解答の中で、キーワードを抜き出してみましょう。ここでいうキーワードは、以下のものが挙げられます。

•設問の言葉を上手く言い換えている部分
•そのトピックで良く使われる単語
•適切なlinking words (接続詞)が使えている部分

例えば、以下の問題と模範解答があったとします。

出典:IELTS Writing Task 2: Opinion Essay with Sample Answer

問題文の中の表現と、それを言い換えている解答中の表現を黄色のハイライトで表しているのですが、

問題文:"Space exploration"→解答:"exploring space"
問題文:"the money should be spent on more important things"→解答:"waste of money"

このように、キーワードとなる単語と、それを言い換えている表現を書き出しておくと、後から自分で書く工程で役に立ちますし、テーマに沿った語彙力を強化することができます。

そのほかには、linking wordsと呼ばれる接続詞を上手に使っている部分(緑のハイライト)も参考になります。


筆者のアイディアを書き出す

次に、このトピックに対する筆者の考えに注目してみましょう。
問題文で、「〜に対するあなたの意見は?」と聞かれているので、ここでは筆者の意見と、それをサポートする情報が載っているはずです。

今回は、「exploring space はwaste of moneyと言う人もいるが、私はその意見に反対である」とし、

その理由の1つ目を
many of the technologies we take for granted today were originated thanks to space research.

と表現した上で、具体例を書いています。

※添付のモデルアンサーには続きがあり、意見に反対である理由の2つ目が書かれています。

これらの理由や具体例を書き出しておくと、知識やアイディアのストックになります。


書き出した情報を参考に、自分で書く

上記2つができたら、今度は書き出したキーワードや理由を参考に、自分でライティングしてみます。

この工程がとても大事で、これを踏むことで、「適切なインプット」をした後に、「アウトプット」の過程を経るため、学習効率が良い上、
0→1がまだむずかしい段階でもできる学習方法なのです。


書いたものをチェックしてもらう

構成やアイディア、英語表現を含めて、自分のライティングを先生にチェックしてもらうことをお勧めします。

最初はGrammarly等のツールで文法やボキャブラリーをチェックするだけでも勉強になりますが、より高いレベルを目指す場合、構成やアイディア、それをサポートする理由の筋が通っているか等も見てもらうと良いです。


海外の教育機関では、ネイティブの生徒でもライティング専門の先生にみてもらうことも多々あるため、今のうちから自分が書いたライティングにフィードバックをもらうという習慣をつけておくと良いですよ。


筆者のアイディアを批判的に捉えてみる(余力があれば)


さらに余裕があれば、筆者が書いているadvantagesは私は同意しないなぁ、私だったらこういうことをadvantagesとして書くな。というプロセスを踏むと、「批判的思考」を鍛えることもできます。

今回であれば、

「いやいや、space explorationよりも少子高齢化対策や教育に費用を割くべきでしょう。」と思われる方もいると思います。



こういった批判的思考を持つことは、今後大学院で論文を書く上でも非常に大事ですので、余力があればぜひやってみてください。


※批判的思考≠否定的思考です。日本の教育を受けていると、この批判的思考を身につけるのが簡単ではないため、ぜひトレーニングすることをおすすめします。


いかがでしたでしょうか。
今回は、ライティング力向上を妨げる行為と、それを避けるための勉強方法についてご紹介しました。

現在は多くのリソースに簡単にアクセスすることができますが、使い方を間違えると学習時間を無駄にしてしまいます。

今日紹介した勉強方法を参考に、ライティングを頑張ってみてください^^


まとめ

・最初から時間を測って解かず、基礎力を向上させる
・模範解答丸写しをするのではなく、まずはキーワードや意見を参考にしながら、自分でライティングし、フィードバックを受ける!

———
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