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アロマには、アロマの得意なことを

ネット上にはいろいろなアロマ(≒精油)の使い方があり、助かっていますが、時々???と思うアドバイスを見かけることがあります。

アロマってパワフルで「香りで癒される」以上の働きもするけど、他の療法にも目を向けて使える手段を増やしておくと、もっと応用がきいて安心、結果も早いよ、っていう話です。

□「うちの猫ちゃんが○○な症状ですが、アロマでどう対処したらいいでしょう?」

□「知人がアトピーで悩んでいるのですが何かアロマを使った対処法はないでしょうか?」

この手の質問を時々見かけます。
私でしたら、どちらもお勧めしません。むしろ、

別にそれ、アロマがやらなくてもいんじゃね?


と答えるかもしれません。

色んな考えがあって、いろんな個性個体が存在するので、一律にダメ!とは言うのは乱暴ですが、

□猫と精油は悪相性=猫に精油はNG

□アトピーの肌に精油を使ったケアは刺激が強すぎる

一般的にはこういう回答になると思います。

これが常識でセオリーだから遵守すべし!と言いたいわけではないです。

悪相性と言われながら、香りや植物が好きな長生き猫ちゃんもいます。

でも、みんなが同じではないから、一般にはこう言われているよ!を「知っておく」のはとても大事なこと。(その上で、違う可能性を見つけたり検証したりできるといいですね)


インスピレーションで使うふわっとしたアロマの使い方も好きですし、自分自身に使う分には成功も失敗も経験ですが、

言葉を話せない動物に使ったり、他の人にアドバイスをするのは、上記の質問の答えを自分で導き出せるようになってから、なぜダメと言われているのか?を理解してから、でいいと思います。

猫ちゃんのいる環境でアロマを使うかどうかも、質問を投げる前に少し検索する手間をかけたなら、「猫を飼いながら、アロマを上手に使っている人の話を聞きたい」というニュアンスになるのではないかと思います。

そうなると印象はずいぶん変わるので、得られる回答も変わってくることでしょう。


ひとりひとり得意不得意は違うように、アロマのような自然療法・代替療法にも得意不得意、向き不向きがあります。

アロマを使う場面を選ぶことも重要です。

「アロマがやらなくてもいいんじゃない?」
の後には

□それは対処せず放っておいてもいいと思うよ。

□芳香蒸留水の方が刺激が少なくていい働きするんじゃないかな?

クレイの方がその場合は安心だし、結果が早くてお勧めだけどな。

□それは多分テルミーの得意分野だと思うよ!

□レメディ
とってみたら?

こんな↑コメントを添えるかもしれません。

個人的な感触なんですけど、上記の諸手段は、最低限の注意事項を守れば、トラブルも少ないと思います。

でも、アロマの場合……原物質が凝縮されすぎているため、使い方を誤ると自分も傷つきかねない……

(私の場合は、精油の原液使用で、手のひらの皮がベローンと向けてしまったことがあります。肌も辛かったけど、その時に人からかけられた言葉も辛かった……。そんな経験をしても尚、原液使用が必要な場合もあると考えています。)


再度言いますと、他にもっと得意な人がいるはずだから、視野広く持って、得意な人見つけてそっちに任せてみない? ということです。

そして、好きだからこそ、アロマにはアロマの得意な分野で力を発揮して欲しい!

私の精油を扱う腕が未熟だからかも知れませんが、アロマだけで何かを解決するのは、難しいです。(何が何でもアロマケアで使い倒してみたら、めちゃくちゃ使えるようになるかもしれないけど・・・。)

いろいろ学ぶのは時間もお金もかかりますが、使える手段は二つ以上あった方が、相乗効果や、役立つ場面が増えます。

まず何かひとつを家庭での手当の柱とした上で、ふたつ目の手段を学び、持つことで、知識や経験は立体的になり、応用がきくようになります。

上記にあげた療法の組み合わせにも相性はありますが、そのあたりは経験するうちにわかるようになります。

では、アロマの得意分野は?

人それぞれ捉え方が違うと思いますが、私の感覚では、アロマの得意分野は
【ハウスキーピング】
【メンタルケア】

だと思っています。
菌が引き金の皮膚疾患も使い方によってはおすすめします。

歴史的に感染症予防や、鎮静作用を活かした痛みのケアやなどにも使われた実績があり、こちらも期待はできますが、ハウスキーピングやメンタルケアのような身体に直接使わないやり方からまずは慣れていくのが良いと思っています。

アロマを暮らしの中に上手に生かして、生活の中から化学物質を減らすだけで健康にプラスになりますし、香りがストレスケアや脳ケア(メンタルやホルモンバランスに直結)に有効なことも研究されています。


そもそも、難しいことを考えなくても、精油のふたを開けて、いい香り〜♡と笑顔になる、体が緩む。それで十分だと思っています。


本日もお読みいただきありがとうございました。

ペットとアロマについては、精油の質次第という説もあります。このことについて、近々書きたいと思っています。

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