東京2020の新種目から問いをたててみる
こんにちは。KIKASETEのコンテンツ担当の渡邉です。
オリンピックが終わり、次はパラリンピック。
毎日、全力で喜び、感動し、号泣し、感情が忙しかった2週間でなんだか疲れています。。。みなさまはいかがお過ごしでしたでしょうか。
賛否両論あったオリンピックでしたが、個人的には、開催されてよかったなと思っています。
この大舞台に人生をかけた選手たちのプレーをみて、心打たれたのはもちろんのこと、多くの気づきを貰いました。
印象的だったのは、新種目のスケートボード。
国籍や順位に関係なく、リスペクトしあうカルチャーが、とても興味深いとおもった競技の一つです。
自分以外の選手が良いプレーをしたときに、すごいね!と称える
たとえ滑走に失敗してしまっても、大技に挑戦しようとした選手に全力で拍手を送り、その勇気をリスペクトする
個人競技であるという特性もあるのかもしれませんが
相手のプレーを素直に称賛できる選手たちの清らかさが、キラキラまぶしく映りました。
(わたしだったら、自分よりも良い成績を出した人を素直にすごいと思える自信がない。。。)
勝ち負けにこだわることも大事だけれど、
国も順位にもとらわれない、スケボーなどのエクストリームスポーツの空気感はどこか軽やかで、ああスポーツをしたいなあ!と思わせてくれました。
*
*
*
KIKASETEで公開している絵本の中に「うさぎとカメのその後のお話」というオリジナル絵本があります。
ストーリーは、イソップ童話のウサギとカメのその後を描いたもの。
カメに負けて悔しい兎が、もう一度カメに、どちらが走るのが早いのか競争をしようと誘います。結果はウサギの勝ち。でも、カメは負けているのに嬉しそうにしている。どうして負けたのに嬉しそうにしているのかとウサギが尋ねると、カメは、前回の自分のタイムよりも早くゴールできてうれしいと答える。という内容です。
この絵本の読みきかせの後に出題されるスピーチ問題では、このような問いかけがあります。
スケボーカルチャーを知ると、さらに楽しめる内容だと思います。
国を背負ってメダルを競うオリンピックに、新種目として採用された
国も順位も関係ないエクストリームスポーツ。
改めて、競争することとは?について考えてみたいと思いました。
もし、すでにこの絵本が本棚にあるよ!という方は、もう一度読み返してみると、また違った視点からの意見が出てくるかもしれません。