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大人になっても覚えている絵本

こんにちは。KIKASETEコンテンツ担当の渡辺です。

突然ですが、みなさんの思い出の絵本は、どんな絵本でしょうか?

先日本屋さんで、子供のころに擦り切れるほど読んだ絵本を見つけました。
名作だとか、賞をとっただとかいう絵本ではないのですが、とても印象に残っていて、当時の記憶がぶわっとフラッシュバックしました。これが、エモいという感覚か。。。
今日は、その思い出の絵本について、シェアしたいなと思います。

●算数の呪い 作:ジョン・シェスカ(小峰書店)

これは、小学生の時に、おねだりして買ってもらった絵本でして
絵柄もお話も、なかなかに強烈です。

当時の私は、この世で一番算数が嫌いで、数字なんてこの世から消えればいいと恨めしく思っていました。笑
算数嫌いのきっかけは、毎日授業でとりくんでいた「100ます計算」。
私はクラスで一番解くのが遅く、1枚あたり20分もかかっていました。
周りのみんなが次々に終わる中、一向に埋まらない"ます"。焦り。恐怖。
幼いながらにこのままではまずい、、、と思っていたときこの絵本に出会い、はじめて、数字って面白いかも!と思えたのを覚えています。

<<あらすじ>>
ある日、算数のフィボナッチ先生が言った。
「たいていのことは、算数の問題として考えられますよ」
生活のあらゆるものが、算数の問題にみえてしまう呪いをかけられてしまった女の子のお話。

身の回りのあらゆるものに、算数がかかわっている
という切り口が面白いんです。

朝起きたのが7:15。8:00には家を出なければいけない。
服を着るのに10分
朝ご飯をたべるのに15分
出発時間に間に合うのか

24人のクラスで席替えをするとき
机を1列に6個並べるなら、何列になるのか

ミシシッピ川にm&mのチョコレートを並べたら
m&mのチョコレートはいくつ必要?

などなど…

ちなみに、絵本に登場するフィボナッチ先生は、実在したイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチからきているそう。絵本でも、しれっとフィボナッチ数列が登場するのですが、

<<フィボナッチ数列>>
と第2項を1とし、第3項以後次々に前2項の和をとって得られる数列。つまり、
  a1=1, a2=1, an+1=an+an-1
    (n=2, 3, 4,……)
で表され、
  1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34,……
という数列となる。

https://kotobank.jp/word/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%81%E6%95%B0%E5%88%97-615599

このフィボナッチ数列、自然界の現象によく出現しているそう!
花びらの数、花や実に現れるらせんの数など、フィボナッチ数であることがおおいんですって。
かの有名な、アップルのりんごのロゴにも、フィボナッチ数が隠れているとか。

絵本を通して知識が増えて、世界の見え方が変わるって本当に面白い体験です。めちゃくちゃ面白いのでぜひ。



KIKASETEでも、公開されているすべての絵本において、
読み聞かせだけではなくて、知識が広がるようなカリキュラムが展開されていますよ!
たとえば、「こわれたとけいのねえちゃん」という絵本では、時計にまつわるこんな問題が出題されます。

・どうして、時計の文字盤は0からじゃなくて、12から始まるの?
・どうして、1時間は60分なの?
・時計の短い針と長い針は、一日に何回重なるの?

時計だけでも沢山の「なぜ?」が隠れています。
沢山の「なぜ」と出会って、沢山不思議がった分だけ、きっと世界が広がるはずです。



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