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議題を個人から分離させることで個人アカウント炎上を防ごう

不十分だった炎上回避方法

以前私はTwitter個人アカウントの炎上を避けたい旨を述べ、方法として個人が苦情窓口を設けることを提案しました。

Twitter個人炎上は分離の問題だと述べ、以下を提案しました。

・苦情を受ける側がプライベートと、苦情対応を分離する
・苦情を発する側が感情と論理を分離する

でもこれは本質ではなかったと思います。

議題を個人から分離すべき

本質は、問題と個人の分離だと思います。

例えば外国人差別ととれるような発言があった場合、差別意識と発言主を分離して考えようということです。直接発言主を批判するのではなく、差別ととらえられるような発言そのものについて議論しようということです。

個人を批判すべきでない理由は以下の2つです。

・数百の批判による個人批判は人権侵害であるから
・批判されている問題は発言主だけでなく私たち全体が抱えている問題だから

前者については以前の記事で述べたとおりですし、わかりやすいかと思います。後者について説明します。

その地雷は誰かが踏む地雷

炎上元の発言について、私はその発言主だけの問題ではないと思っています。その人が発言しなかったら、別の誰かが同じ発言をして炎上する問題だと思っているのです。差別的発言でいうと、人権感覚のアップデートに遅れた誰かが必ず踏む地雷で、同じ発言を誰もが数年前はしていたものだと思っています。

このように私は炎上を見ると、たまたま今回この方が踏んだ地雷だと思っています。そして誰もがその地雷を踏んだ可能性があると思っています。あなたも、私も。

その問題は私たち全体が抱える問題である

私は炎上した問題をだれもが踏みうる地雷だと考えるため、これを私たち全体が抱える問題として扱いたいと思っています。今回たまたま地雷を踏んだ個人を批判しても解決しないと思っているのです。

だから、議題を個人から分離すべきだと思うのです。

個人と議題が結合してしまうTwitter

議題を個人から分離したいのですが、Twitterでは個人と議題が密に結合します。全てのTweetはアカウントに紐づくものだからです。私はこれが、Twitterで炎上が起きやすい理由だと考えています。

なので逆にこれを分離してやればTwitterでの炎上を避けられると思います。その分離方法を次に説明します。

藁人形アカウントを作ろう

私は炎上しそうな発言のみを貼り付けられるTwitterアカウントの作成を提案します。これを仮に藁人形アカウントと呼びます。

運用としては問題になり始めた元発言を発言主から分離して、この藁人形アカウントに貼り付けます。あとはこの個人に結びつかない藁人形アカウントを議論のたたき台にすればよいと思います。

実際に誰かが複数アカウントとして作っても運用してもいいですし、入力フォームと連携して自動化しても良いと思います。とにかく、個人と分離できれば良いと思っています。

フェアで活発な議論を

以上の方法は、もちろんひとつの例に過ぎません。

ただこのように、私たち全体が抱える問題については個人アカウントと切り離して議論することで、個人への人格否定や攻撃を防ぎ、活発な議論をしていきたいですね。

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