恋愛偏差値 低かった私が、なぜ男女のご縁をつなぐ仕事を始めたのか?<vol.3>
前回までのお話
⑥お堅い人事の会社員から、恋愛&出会いのプロデューサーへ
人事をやっている会社員の私でしたが、友人同士を紹介して、結婚に導けめちゃくちゃ感謝されたという経験をきっかけに、こういうお仕事って素敵だなと目覚めたのです。。。
ここからの続きです。
⑦結婚10年目離婚の危機を救った恋愛コミュニケーション
婚活したい人のサポートを始めた初期は、出会いの場作りがメインでした。
ホームパーティーのような気分を味わえるお料理合コンを、私の自宅で開催したり、ハロウィンパーティーやクリスマスパーティーなどの季節のイベントを企画して、出会いの場を作ってきました。
そのうちに、パーティーでは出会えないシャイな人もいるな・・・ということから、直接出会えるお見合いセッティングシステムを取り入れました。
さらに出会いがあっても、そこからのプロセスでうまくいかないという方々に対しては、服装やメイク、さらに恋愛コミュニケーションや考え方を学んでいただくようになると、90%の方々が1年以内に結婚されていくのです。恋愛にあんなに苦戦していたのに!!
やはり、出会いの数が問題ではない。
私も結婚前に悩んだように、やはり恋愛コミュニケーションや考え方の重要性を、あらためて思い知ったのでした。
私が講師として恋愛コミュニケーションセミナーをご提供する前には、恋愛で悩んでいる方々に受け取っていただきやすいように、整理し伝え方をまとめていきました。
「なるほど、だから私はあの恋愛で失敗したのか・・・」
「こういう考え方だったから、男性と恋愛関係づくりがうまくいかなかったんだ・・・」
と、ダメダメ女だった私の理由が明確になり、目からうろこ。
恋愛に悩んでいたあの頃の私に、まさにこれを教えてあげたい!!と強く思った内容です。
実は今は結婚14年の私たち夫婦も、「もう無理かもしれない」と思う離婚の危機があったのです。
ちょうどそのころ、みなさんにセミナーをする準備をしている段階でした。
私が伝えようとしている「男性と女性の違い」や「自分自身の思考のクセを戻していくこと」は、果たして自分自身で実践できているだろうか?ということを振り返る機会に直面しました。
その時気が付いたのです。
「私が言っていることは机上の空論!私自身が実践した体験を話さないと意味がないじゃない」と
そこからまずは夫とのパートナーシップを改善するために、たった3つのことを実践しはじめました。
すると、今までは冷え切っていた関係がたった1か月で改善したのです。
今まで土日の休みの日は、唯一夫婦の時間が取れるはずなのに、当時は私も普通に仕事で出かけているし、お互いに何をしているかわからない状態でした。
朝の挨拶もほとんどなく、報告・連絡・相談などほとんどない夫婦になってしまっていたのです。
それが、二人の予定を共有しあうようになり、「土曜日の夜は何かある?おいしいイタリアンの店を予約したからあけておいてね」と夫から言ってくれるようにまでなりました。
「自分が変わると周りが変わる」
もう無理かなと思っていた夫婦の離婚の危機を救ってくれたのが、まさに恋愛コミュニケーションセミナーの「実践」だったのです。
結婚してからも夫婦仲良くしていくには、努力や意識は必要なのですよね。
今はさらにパートナーシップを強いものにしていけるよう、日々チャレンジを続けています。
⑧原点は「あなたにとっての“いい人”」に出会える仕組みへチェンジ
日々セミナーで伝えている「男性と女性の違いの学び」を実践しながら、パートナーシップの向上に励んでいるのですが、やはり一番気になっていることは私と夫を結びつけてくれた先輩たちのことでした。
彼女たちは仕事をバリバリこなすキャリアウーマンで、自分の軸をしっかりもっているすっごく素敵な大人の女性たち。
今もシングルで、先輩たちに素敵なパートナーと出会っていただくためのお手伝いをしたい!と恩返しの思いで、この男女の縁を繋ぐ仕事を始めた私。
ですが、先輩たちに私の今までのサービスを強くお勧めできてはいなかったのです。
先輩たちのニーズに合うサービスを作っていなかったので、
『今のままじゃ、ダメじゃん』ということに気付かされたわけです。
ここでもう一度この仕事を始めた頃の原点の一つ
『かっこいい素敵な先輩たちも欲しい出会い』が実現できるサービス
『あなたにとっての“いい人”に出会える』機会と仕組み
を構築し直そうと決め、婚活サポート事業を整えなおしました。
当初していた結婚相談所という形態はかなり保守的で、守るべきルールがたくさんありました。
・最初のお見合いで、食事に行ったり連絡先交換は禁止
・真剣交際を始めたら3ヶ月以内に結婚をする相手かどうかを決める
・成婚退会するまでは泊まりの旅行や婚前交渉は禁止
婚活者の方は安心安全の中、守られて活動ができるわけなのですが、なんか枠にはめられて窮屈な印象だと思います。
独身者の方によく言われたのが、「そこまで真剣じゃないし」「不自然な出会いが抵抗がある」という言葉でした。
最も私が相談所の運営が難しいなと感じたのは、「条件検索」が前提でのパートナー探しという部分です。
「大学中退の人は嫌です」「転職が多い人は嫌です」「ご両親が離婚している方は避けたいです」「年収が●●万円以上でないと嫌です」「お相手の仕事が安定していないからちょっと怖いです」
というようなことを言われる状況に、強い違和感を感じてきたのです。
私の結婚相手は、上記の不安だといわれる条件にほぼ当てはまるからです。「あれ?そこ気にします?うちの夫もそうだったのですけど・・・」というやりとりを婚活者の方とよくしました。
その人の本質が合うならよくないですか?と私自身が考えるタイプなので、そういう方々を理解はするけれど、共感は全くできなかったのです。
そもそも相談所のシステム自体から、その人の本質を見るよりも、まずは最初に条件での結婚相手選びの環境提供をしていることはどうしても変えられない現実です。
私は「条件ではなく、その人の価値観や本質を見ていくパートナー探し」を勧めたい!
そこで、今は新しい時代にあわせて、令和スタイルに恋愛観をアップデートした結婚の新しい価値観をつくっていくことを目的に、「結婚したい人の結婚コミュニティー」を運営することに。大きく舵を切りました。
試行錯誤を重ねて、これならビジネス、サービスに目の肥えた先輩たちのように
「私、お見合いとか超抵抗あるんですけど・・・」
という方たちにもご納得いただけ、自然体で男女の交流をしていただけるのではないかと思います。
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