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恥ずかしげもなく愛について語ろう〜第55回『影響力の武器』ロバート・チャルディーニ


今回取り上げる本は、久々に「名著中の名著」です。
ビジネスや販売心理学における名著で知られていますが、
我々人生全般において必要な内容ではあります。

そもそも著者自身が騙されやすくて、
何度も良いカモになってきたそうです。
そこで、みんなが騙されないように、
「悪徳セールスマンからの防衛策」として書かれた本なのです。

それがいつの日か販売に生かすことで
適切に顧客に届けることができるという方法で
使われるようになったのです。


特にビジネスに関わる人にとっては、
必読と言われているそうですが

とにかく名著はハードルが高い!

名著は読みづらい!


だって、この本は3,300円ですよ!結構高い!

さらに分厚くて、300ページ以上あり、
行間もびっしり埋まっている。。。

おそらく、ほとんどの方はこの本を見ただけで
吐きそうになる本。


私も何度も本を手にとって、
気がついたら寝ているという状態で
ずっと枕がわりになっていました・・・。
それが真実です♪

買っても挫折率がかなり高い、
名著中の名著です。

ビジネスや販売心理などの本は、
この本がエッセンスとなっています。

「人がどういう時に動かされてしまうのか?」

これは、ビジネスに限りません。
恋愛関係、男女の関係でも
まさに当てはまること。

なぜうっかり相手の望んでいる行動を
とってしまうのか?

ここには人が理性では抗えない、
6つの原理があると言うのです。

これを使われることにより
ついつい購買行動をしてしまうのです。

この本で紹介されているその6つはこちらです。

<6の原理>

1.返報性
2.コミットメントと一貫性
3.社会的証明
4.好意
5.権威
6.希少性


これらの原理は、すでにおなじみなので、
営業されたり、ものを売られる場面で
「ああ、今、”希少性の原理”使ってきたな・・・」
と分かるくらい浸透していると思うんですよね。

でも、そこは分かった上で購入しているんです。
それで、背中を押されているんです。

当然のように、私たちは営業ではなくても
この6つの原理を使って生活していますよね。

ですが、これを恋愛や婚活で使えていない人は
かなり多いなと思って。

ここは、一般常識、マナーレベルで
とらえたほうがいいのではないかと考え、
ここでご紹介したいと思った次第です。

すべての解説をしていると長くなるので
一般的に活用しやすい

「返報性」

「好意」

について触れていきたいと思います。


返報性のルールはどのように働くか


間違いなく、人間社会は返報性のルールから
非常に大きな利益を得ています。
そこで、人間社会は人々がこのルールを
遵守するように教育しようとします。

私たち一人一人が、このルールに従って
行動するように教えられますし、
このルールを守らないものに対して
加えられる社会的制裁や嘲笑については
誰もが知っています。

他人から取るだけとって、
そのお返しをしようとしない人に対しては
多くの人が嫌悪の念を感じますから、
私たちは恩知らずとか呼ばれないように一生懸命努力します。


返報性の原理とは、
誰かから何かをもらったら、
そのお返しをせずにはいられなくなる心理です。

このポイントは、自分が実際に
好意を持っていない人から良いことをされても
当てはまると言うことなんです。

まずは先に人に与えて、目先の利益を取ろうとしない。
早々にTAKEを求めないことが大事なんです。

「こんなにしてもらっていいの?」と思うくらいするように
徹底的なgiveが大事であると言うことなのです。

婚活中の男性が女性に対して

「まだ好きでもない人にお金をかけるのは嫌だな」
「自分の経済力をあてにしている女性を避けたいから、
デート代は全額出したくないな」

と言う人がたまにいらっしゃいます。

でも、真剣に結婚相手を見つけるという目的があるのであれば、
この返報性の法則をきちんと理解し
食事代をおごるくらいは、
したほうが効果的ととらえると、
腑に落ちるのではないでしょうか?


だって、基本的に人は、
そう言う受けた恩は返そうという
思いになるからです。

そのような、

人を好きになるとっかかり、トリガーが必要で、そこからが全ての関係性のスタートになるから大事なのです。


「目先の損したくない」と言う思いで、
この返報性の原理が抜けてしまうと
もったいないなと私は常々思っているのです。

好意〜あなたを好きになるのはなぜ? 外見の魅力

私たちは、自分が好意を持っている
知人から何か頼まれると、
ほとんどの場合YESと言ってしまいます。

このことは別段驚くにはあたらないでしょう。
しかし私たちが全く知らない人達までが、
この単純な好意のルールを色々なやり方で使って、
彼らの要請を私たちに受け入れさせている
と言うことを聞けば驚くに違いありません。
外見の良い人々が私たちの文化の中で
非常に多くの社会的利益を享受しているのは明らかです。
彼らはより好かれ、より説得力を持ち、

より多く援助されるとともに、
より望ましいパーソナリティ特性や
知的能力を持つとみられているのです。


好意の原理は
自分が好意を感じている人からのお願いは
聞いてしまうと言う心理です。


好意を寄せられたら、こちらも好意を返しやすくなりますし

共感されたり、私と同じところがある!
と思ってもらうことで急に親近感がわくものですよね。

とにかく一緒の要素を探していくことです。

婚活において、この
「好意を自分からしめす」「共通の要素を探す」
これができれば、確実に次のステップに進みます。

これも婚活している方々にとっては、
普段から基本的マナーレベルでできるだけで
だいぶいい線行くと思います。

「まだ本当に好きじゃないのに、
その気にさせてしまったら断るのが申し訳ない」

と言うような人がいますが、

人に好意的に接することや、
会話の中で共通点を探していき、

共感をしあうことは基本的な
人間関係を構築する上で必要なこと。

そう思えば、変に照れる必要はありません。

これが当たり前レベルでできる人は、
基本的な人間関係を築け
そこから、男女の関係に発展させていけるのです。


人は、自分に似ている人を好みますよね。
似ているということを武器に
好意を得て利用している人もいるのです。

そう言う使い方はちょっと
納得行かないと思うことはありませんか?

ぜひ正しく使いたいものですね。

それでは今宵はこの辺で失礼致します。


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