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【レースレポ】五島長崎国際トライアスロン大会(バラモンキング)2024〜レースの準備編〜

レース編の記事はこちら

今回は、バラモンレースの準備編ということで、練習内容にも触れながらまたツラツラと書いていこうと思います。

物の準備

持ち物リスト

まずは物の準備から。ロングディスタンスで必要なものはこのリストを参考にしました。これをプリントアウトして、チェックをつけながら忘れ物がないように。バラモンでは受付の場所でEXPOもありましたが、補給のジェル以外の必携物を調達できるお店はありませんでした。過去にはウェットスーツやゴーグルなどの販売をレースのEXPOで見かけたこともありましたが、バラモンではなかったので忘れ物には特に気をつけないとですね。

バイクの輸送

佐川急便を利用したのが大正解。大会側からの案内があり、HPから佐川でのバイクの輸送の申し込みをしました。佐川急便だけは抽選(100名)で、運よく当選。TTバイクを入れるバッグは持っていなかったので、CycloExpressの配送キットを再度購入しました(以前も使ったことがありましたが捨ててしまっていた..)。

佐川急便でかかった往復の輸送料は約17,000円。他だともう少しかかるところもあったそうなので、使えるなら佐川さんがおすすめ!

バイクは体育館へ運ばれていました。EXPO会場から体育館は約1.5km。

体の準備

減量(食事管理)

今回取り組んだ体の準備として、まずは減量を挙げます。減量なんて、2年前に出たマラソン以来。普段から痩せたいと思い続けている万年ダイエッターですが、今回は割と本気を出してみました。

目的は、ランニングのキレを取り戻すこと。ランが一番得意なものの、最近なんだか体が重く感じていて。体重を減らせばスイムやバイクに少し(マイナスの)影響が出るかなとは思ったけど、それよりもランのタイムが良くなる方が大事だと考えました。

減量の数値的な目標は特に決めず、ランの練習で「いい感じ」になればゴールということに決定。変なところで曖昧です😂体重を測ったのは減量開始2週間後と終了時だけで、スタート時の体重は測っていなかったので正確な変化は分かりませんが、1.5ヶ月で6kg減という結果!もう減量を終了しよう、と思って測った時は正直びっくりして(ここまで減ったと思ってなかった)「やりすぎたか!?」と思いましたが、レース前日にどか食いしたので、トータルではいい感じになりました(笑)

減量方法は、どシンプルにカロリー制限。いちいち摂取カロリーを測っていたわけではないですが、私の平日の平均消費カロリー(基礎代謝+運動消費)が約2,300kcalなので、普通の女性の食事量(1,500kcalくらい?)を食べていれば自然と痩せていきます。休日にロングライドやブリック練習をすると消費カロリーが4,000kcalを超えるので、減量は加速💨

いつもの食事量を7〜8割にして、さすがに最初は空腹感を常に感じていて寝れない日々もありましたが、だんだん慣れていきました。(体に良いかは別として)少ない量でも平気になるものです。結局、減量も習慣づけが大事で、小さなことの積み重ねですね。

私の場合、減量前の食事がアンヘルシーだったとは思いませんが、サラダにかけるドレッシングをほんのちょびっと(もはやかけてない程度)にしてみたり、最後の方はサラダのカロリーさえ摂るのが嫌でこんにゃくに変えてみたり(笑)ドレッシングかけてないサラダ(主にキャベツ)なんて、ぜんっぜん美味しくないわけです。期間やゴールが決まっていない状態でこういうダイエットをするのは全くおすすめしませんw

でも今回の減量で改めて感じたのは、(運動よりも)食事の大切さ。運動量をどうにかするより、食事をコントロールする方がスムーズに痩せます。逆にどれだけ運動しても、何も考えずに食べていたら痩せません。食べるのってなんでこんなに簡単なんでしょうか。
ちなみに、お酒はほぼ毎晩飲む派ですが、飲んでも飲まなくても(飲んだ勢いで食事のカロリーさえ増えなければ)減量に大きな影響はありませんでした。ただ、ダイエットに関係なく、私は大事なロングレースの2週間前からは禁酒するため、今回も2週間No Alcohol生活😭でもそのおかげで、レース後のお酒がすごく美味しかったああああ!

レース後の民泊でのディナーで「お酒ください!」と叫んだヤツは私です。

とにかく、練習よりも減量に気合いを入れてたんじゃないかと自分でも思うほどの頑張り具合だったので、レース後は反動でドカ食いしています💛1か月くらいで体重はなんとかなることが分かったので、ドカ食いにも気持ちに余裕があります(?)。

練習

練習に関してはまだまだ試行錯誤中ですが、方向性はそんなに間違っていないと思ったので自分の備忘録としても一応書いておきます。3種目に共通して忘れないようにしたのは「Out Of Comfort Zone」。自分の能力を上げるためには、苦手なことにも積極的に取り組むということ。

  • スイム

スイムは、平日朝に通っているスイムレッスンに週2〜3回参加。1回1時間で毎回2,000mくらい泳いでいます。海練は今シーズン3回参加。やはり海の感覚はプールとは別なので、次までに海練の回数をもっと増やしたい。

  • バイク

バイクは、登録しているMyProCoachのIRONMANメニューをこなしています。基本的には週1回のインターバル(ZWIFT)と休日のロングライド(だいたいは80km以上)、それにプラスして通勤ライド(これは好きでやっているだけで練習にはなっていないw)。

ロングライドは本当に楽しい。

今回一番のネックだったのが、ロードバイクからTTバイクへの移行。バラモンにエントリーしたのが3月末くらいだったのですが、エントリー後に実家にあったTTバイクを自宅に持ってきてまずはZWIFTでTTの練習開始。「ロードとTTは違う乗り物だ」と言う通り、確かに感覚は違うし、私の場合は感覚だけではなく、実際にTTではロードの8~9割しかパワーが出ずに本当に焦りました。ZWIFTで同じメニューをやっても、ロードでこなせたメニューがこなせないんです。すぐに、いつもお世話になっているバイクショップへ連絡。

フィッティングをお願いして、サドルやホイール、クランク長を変えて、パワーが出しやすいポジションになりました。その代わりにお金が瞬く間に消えていきました。でも特にクランクを5mm短くしたことが大きかった!

ちなみに今振り返ると(矛盾してるように感じるかもしれませんが)「違う乗り物」というのには賛成しつつ、「全く違う」かというとそんなこともない、というのが私なりの感想。稼働させる筋肉はほぼ同じなのでは、と思っているので、普段ロードに乗っている人は、ある程度の慣れでTTバイクも走れちゃうはず。…と、そんなにバイクが強くない私が言っても説得力に欠けるので、もっと頑張ります。あとは、いつでも好きにバイクをカスタムできるように、もっとお金を稼ぎます。

あぁ美しい。クランクは 165mm→160mmへ。
  • ラン

ランもMyProCoachのメニューを半分、あとは自分で組み立てていて、週1〜2回のインターバルと、たまにロングラン(20〜30km、ゆっくりジョグ)。プラスして、毎朝7~15kmのランをしています(これは10年以上続けているので、練習というよりもルーティンです)。なのでインターバルがあるときは2部練ということに。

自分でランメニューを組み立てた理由はズバリ、MyProCoachのメニューが緩いと感じたから。数年前にマラソンメインで取り組んでいたときと比べると、かなりメニューの強度が低く感じられました(他の2種目もあるので当たり前といえば当たり前)。もっと効率的に速くなりたかったので、その時のインターバルメニューを参考にしました(まぁでも故障しなくて良かった…)。

  • 今後の課題

(スイムはなかったものの)今回ロングディスタンスを完走でき、日々の練習でも力がついてきていることを感じているので、基本的にはどの種目もZ4~5のインターバルとZ2(+多少のZ3)での長めの練習の組み合わせが良さげです。MyProCoachはちゃんと期分けしてメニューを組んでくれるので、全部自分で考えるよりかなり効率的。

ただ、もともとマラソンから入った私としては、今回のフルマラソンはもっと速く走りたかった!それを踏まえて練習で足りていなかったと感じるのは、ペース走です。レースペースで20〜25km、マラソン練習ではよくやっていたメニューを今後は取り入れていこうと思います。

  • ブリックランはどこまで必要?

逆にそんなにやらなくても良かったかも?と感じたのが、ブリックランです。練習では、週末のロングライドのあとはほぼ毎回、どんなに短い距離でも走るようにしていました。バイクのあとのランは確かに全然感覚が違いますが、レースではちょっと(7㎞ほど)走れば意外と普通のランニングの感覚になったので、ロングディスタンスの場合、ブリック練習をするよりも、前述したペース走をやった方が結果的に良いのでは、と結論付けました。これがショートやミドルの場合はまた違うよね。

まだまだ試行錯誤中なので、1年後には全く違う練習内容になってるかも。

テーパリング

テーパリング(疲労抜き)は、正直言って、きつい練習よりも苦手。どうしても動きたくなってしまう重度の病気だからです。でも今回は、意外にもそんなに動きたい欲が出ずに(最後まで減量していて体力がなかったのかもw)、レース前1週間でしっかり疲労が抜けました。レース当日はTrainingPeaksでも「疲労ナシ!」の数字。数字で確認できると安心感が増します。

当日の数字。普段はこのFORM(体力)がだいたいマイナス値。

特にレース前の3日間は、いつものワークアウトの量(時間)をぐっと減らして、強度はあまり下げずに刺激を入れるように調整しました。前日はいつものルーティンである朝ラン10kmを気持ち良いペースで。おかげで、レース当日は最初から体がよく動いた気がします。

まとめ

話題があちこちにいきすぎてまとめるのが大変だけど、「目標を定める」「その目標を忘れずに取り組みを継続する(継続が一番難しい!)」「何より楽しむ」ことの大切さを学びました。うわー、当たり障りのないまとめで、ほんとつまんない!とにかく、これからもトライアスロンライフを楽しみます🌟

ニッコニコでゴール🌈

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